日本ハムからドラフト5位指名を受けた藤森 海斗捕手(明徳義塾)の一軍帯同が続いている。20日の中日戦では2安打を放った。…

日本ハムからドラフト5位指名を受けた藤森 海斗捕手(明徳義塾)の一軍帯同が続いている。20日の中日戦では2安打を放った。新庄剛志監督は藤森の野球センスの高さ、ミートセンスの高さを絶賛している。そんな藤森の将来性について考えていきたい。

 藤森がドラフトで支配下指名されるまでの選手になったのは、3年時、センバツ以降の活躍が大きい。

 もともと俊足巧打の外野手だったが、春から捕手に転向。捕手として四国大会に出場し、高松商戦では6球団が視察する中、好リードを披露し、評価を高めた。

 さらに夏の高知大会では12打数6安打と打率5割の高打率を残し、木製バットを使ったU-18大会では30打数7安打4打点の活躍を見せた。U-18代表でのパフォーマンスを見て、支配指名は間違いないと感じた。

 藤森はU-18ワールドカップの前に行われた大学日本代表との壮行試合でも大学生相手にファールで粘りながら、自分の打てるボールを待っていた。どの投手と対戦しても自分の間合いで打てていて、木製バットでもしっかりと当てることができていた。

 打撃だけではなく、守備、走塁のレベルも高い。ベースランニングも軽快で、スローイングも強い。外野も守れるユーティリティぶりも光った。一方でプロの投手相手には、スイングが弱く、コンスタントに結果を残すには時間がかかるという印象を受けた。

 キャンプでのプレーを見ると、藤森の強みである対応力の高さ、野球センスの高さが発揮できている。プロの投手が投じる変化球に対してもしっかりと自分の間合いでタイミングを取り、最短距離で振り抜く打撃ができている。14日の紅白戦では剛腕・柴田獅子投手(福岡大大濠)の148キロのストレートを弾き返した打撃は高校時代からの成長を感じた。

 藤森は速球派、技巧派、右、左問わず、しっかりとタイミングを測って自分の打撃ができる。こうした技術は高卒1年目ではなかなかできない。145キロ以上の速球もしっかりと弾き返すスイングの力強さも出てきた。1年目は二軍が主戦場となりそうだが、それなりの結果を残すことだろう。

 日本ハムは外野手に人材が多いが、捕手層が薄い。アベレージヒッター型捕手として台頭すれば、他の捕手にはない強みがある。3年目以降から一軍で活躍出来る選手ではないか。