フィギュアスケートのペアで、ミラノ・コルティナ五輪で同種目日本初の表彰台となる金メダルに輝いた三浦璃来(24)木原龍一(…

フィギュアスケートのペアで、ミラノ・コルティナ五輪で同種目日本初の表彰台となる金メダルに輝いた三浦璃来(24)木原龍一(33)組が26日、所属の木下グループ(新宿区)を表敬訪問した。

五輪と、国際スケート連盟(ISU)主催大会の世界選手権、大陸選手権(アジアは4大陸)にグランプリ(GP)ファイナルの世界主要4冠を、キャリアを通じて全制覇する「ゴールデンスラム」を達成した2人。社員から花束を贈呈され、木下直哉社長から2000万円ずつ、ペアで計4000万円の報奨金を受け取った。

日本オリンピック委員会(JOC)、日本スケート連盟からもそれぞれ金メダル500万円、銀メダル200万円の報奨金各1400万円ずつが支給されることが決まっている。今五輪の活躍でそれぞれ3400万円、りくりゅうとして総額6800万円のビッグボーナスを得ることになった。

木下社長からは「こういう日が来るとは思わなかった。すごいことを龍一君は璃来ちゃんとやったんだ。これからも頑張って行こう」とねぎらわれると、三浦は「まだ現実かどうか実感が湧いていない。7年間木原選手と頑張ってこれたのも今季につながった。温かいサポートの力で走り抜けられた」、木原は「ペアを始めた13年前はなかなか注目されなかったが、うれしく思う。優れた物を持っていたわけではないが、必ず支えてくださる方がいた。感謝の思いでいっぱいです」と万感の思いを込めた。

報奨金の使用について、三浦は「まずは家族のために使いたい」、木原は「同じ。苦労をかけた両親にプレゼントしたい」と声を弾ませた。

人気沸騰中の愛称「りくりゅう」の2人は、個人金、団体銀の2つのメダルを獲得。個人では、ショートプログラム(SP)はリフトのミスで5位と出遅れながらも、フリーで世界最高得点で巻き返し、現行の採点方式では史上最大得点差の逆転で頂点に立っていた。この逆転劇に、日本中が沸騰。ミラノ五輪のハイライトとして、歴史に語り継がれる一戦となった。

25日には都内で日本記者クラブの会見に出席。30年フランス・アルプス地域での五輪挑戦は明言を避けたが、互いの関係性や将来について率直な思いを明かしていた。

三浦は「拠点がカナダなので試合から日本に帰国することがあまりない。今回本当にたくさんの方々に出迎えてもらい、やっとメダルを獲得することができたと実感した」、木原は「現地で『日本が大変なことになっている』と聞いていたが、帰国して初めて『本当にこれは現実なのか』と思った。浦島太郎さんが生きていたら、こういう気持ちだったのかな」などと話していた。

◆木下グループ 1956年(昭31)に創業し、1990年(平2)設立の総合生活企業。ハウスメーカー「木下工務店」を核とし、住宅、医療・福祉、エンターテインメントなど多岐にわたる事業を展開。グループ総従業員数は約8300人、関連会社25社を擁する。本社所在地は東京都新宿区西新宿6-5-10新宿アイランドタワー30階。木下直哉社長。