ヴィッセル神戸のDF山田海斗(19)が新たなポジションで自身の可能性を広げている。25日は神戸市内のいぶきの森球技場で公…
ヴィッセル神戸のDF山田海斗(19)が新たなポジションで自身の可能性を広げている。
25日は神戸市内のいぶきの森球技場で公開練習。雨の中で鋭い守備を見せたり、192センチの高さを生かした攻撃でゴールを脅かしたりと攻守で存在感ある動きを見せた。
17日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)戦で初先発し、21日の清水エスパルス戦では後半38分からピッチに立って国内デビュー。「うれしかったけど、チームが厳しい状況だったので、自分が入って流れを変えようっていう気持ちで入った」という清水戦では、右サイドの高い位置でハイボールのターゲットになるなど攻撃面でも特長を生かす動きを披露。「いつもだったらFWが競るところだけど、自分がやることで前の人数が多くなる」と積極的に挑んだ。
本職は世代別日本代表にも選出される実力を持つセンターバックだが、今季は右サイドバックにチャレンジしている。
昨季は神戸がパートナーシップを結んだ米メジャーリーグ・サッカー(MLS)シアトル・サウンダーズのリザーブチームであるタコマ・ディファイアンスに期限付き移籍し、MLSの育成リーグである「MLSネクスト・プロ」で25試合、カップ戦4試合に出場。そこで1試合経験した右サイドバックを1月の沖縄キャンプでも試されたことが「想像もしていなかった」というサイドバックでのデビューにつながった。
不慣れなこともあり、守備時のスライドが遅くなったり、後ろを気にしすぎることがあるということだが、そのあたりはDFンドカ・ボニフェイスやDF広瀬陸斗ら先輩から細かなアドバイスを受けて成長中。起用を決断したミヒャエル・スキッベ監督からも「彼のことはセンターバック、サイドバックの両方として見ている。それにより出場の可能性は増えると思うし、実際にそうなった。彼が入った時にセットプレーの助けになるということも大きな要因の1つ」と期待を寄せられている。
DF酒井高徳が負傷離脱中の今は、山田にとって重要なアピール機会でもある。「まだちょっと自信がなくて消極的なので、そこを越えられたらもっと良さを出せると思う。アメリカで成長したので、そこをアピールしていきたい」。まずは与えられた時間とポジションで期待に応え続けることで序列を上げ、出場機会を増やしていく。【永田淳】