史上最多のキャンプMVP9人!? 阪神は25日、沖縄・宜野座村とうるま市での春季キャンプを打ち上げた。主力中心の宜野座組…
史上最多のキャンプMVP9人!? 阪神は25日、沖縄・宜野座村とうるま市での春季キャンプを打ち上げた。主力中心の宜野座組では藤川球児監督(45)が特に目立った選手を9人もピックアップ。投手では石黒、木下、伊原、野手では嶋村、浜田、高寺、中川、元山、小野寺と若虎の名前が次々と挙がった。球団史上初となる1リーグ制後のリーグ連覇に向けて濃密な1カ月間を終えた。
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「没頭」をテーマの1つに掲げていた藤川監督は満足そうだった。春季キャンプの総括。「次のステージにいよいよ行けるな、と。そういった状況ですね」とナインの奮闘をたたえた。1日から行ってきた宜野座と具志川での春季キャンプが終了。特に目立った選手を表すMVPを問われると、次々と名前が出てきた。
主力中心の宜野座組において、投手では石黒、木下、伊原、野手では嶋村、浜田、高寺、中川、元山、小野寺の名前を挙げた。キャンプ総括で9人の名前が出るのは異例で「いい素材が集まってきている」とうなずいた。今キャンプは侍ジャパンに選ばれた佐藤、森下、坂本が不在だったが、若手や新加入選手を中心に活発なアピール合戦が続いた。特に石黒と木下は次世代の中継ぎ右腕として奮闘。絶対的セットアッパーだった石井は「左アキレス腱(けん)断裂縫合術」を受けて今季中の復帰は絶望的だが、楽しみな若虎が出てきた。
石井の離脱はチームにとって激震だった。昨年、50試合連続無失点の日本記録を樹立。新たな戦力が待たれる中で石黒と木下は藤川監督の目に留まった。両右腕について「うまくいかないところを経験した。過去の自分のコンディションを含めて失敗を糧にして伸びてきている」と具体的に評価。第4クールの3日間はブルペンで“3連投”し、常に試合を意識した投球練習を重ねてきた。自慢の強力ブルペン陣に割って入るべく、実りある1カ月を過ごした。
連覇への礎はできた。この日のうちにチームは沖縄から空路で帰阪。3月に入ればいよいよ開幕までの逆算が本格化する。藤川監督は「どんな形であれ一番高いところに行かなければいけない。1歩1歩進んでいきます」と変わらぬ姿勢を示した。「今シーズンも素晴らしい毎日をみなさん(ファン)にお見せできるような1カ月の沖縄になったと思います」。王者阪神が地道に牙を研いでいる。【只松憲】
▽阪神元山 めちゃめちゃ充実したキャンプを送れた。アピールできたところはできた。いい方も悪い方もいっぱい発見があったので良かった。シーズンでちゃんと必要とされるように頑張ります。
▽阪神中川 ケガもなくて、オフでやってきたことが自分の中でも手応えを感じた。開幕一軍を目指してますし、1年間1軍でやるのも自分の中で決めているので、一生懸命やっていきたい。
▽阪神小野寺 アピールする立場なので、初日からアピールすることと成長した姿を見せることを目標として自主トレをしてきた。そう(MVPと)言ってもらえたのはいい準備ができたのかと。
▽阪神木下 いい調整もできたし、いいアピールもできたので良かった。2年目で勝負の年。今年やらないと生き残っていけない。その中ではいいキャンプを過ごせたんじゃないですかね。
▽阪神石黒 うれしい気持ちです。選ばれたからといって待遇が変わるわけじゃないので、引き続き今まで通り頑張って、結果を出せるように取り組んでいきたい。