ボクシングのWBC、WBA世界バンタム級2位の那須川天心(27)=帝拳=が5カ月ぶりの再起戦として、4月11日・両国国…

 ボクシングのWBC、WBA世界バンタム級2位の那須川天心(27)=帝拳=が5カ月ぶりの再起戦として、4月11日・両国国技館で世界2階級を制したWBC同級1位フアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=とWBC同級挑戦者決定戦を行うことが25日、主催者から発表された。また、19年世界選手権金メダリストでプロ3連勝中のWBC世界スーパーフライ級1位の坪井智也(29)=帝拳、元WBA世界ライトフライ級王者の高見亨介(23)=帝拳=はそれぞれ元世界王者とノンタイトル戦を行う。

 勝利を渇望するように天心は全身真っ白のセットアップで登場し「何が何でも勝ちにいく。蹴ってでも勝ちにいきます」と、笑いを交えながらも強い決意をにじませた。

 昨年11月、世界初挑戦となったWBC世界バンタム級王座決定戦で井上拓真(30)=大橋=に判定負け。プロ格闘技55戦目でキャリア初黒星を喫した。「いろんな葛藤があった。人生でも試されている。崖っぷちの状態」と自身の立ち位置を表現し、「悔しさが湧いてきて『なめんじゃねーよ』と怒りの感情(が湧いた)。怒るのは面倒くさいしダルいので排除してきたが、芽生えてきた。自分に対しても、おまえ、こんなもんじゃねーよと」と新境地を明かした。

 5カ月ぶりの再起戦で、いきなりローマン・ゴンザレス(ニカラグア)やジェシー・ロドリゲス(米国)と激闘を繰り広げてきた世界2階級制覇王者エストラダとの激突となるが、勝てば同級王者の拓真への再挑戦も可能性が高まる。「そのための試合。エストラダ選手はめちゃくちゃ強いと分かっているが、(拓真に)やり返さないと気が済まない」と、雪辱への強い意欲を示した。

 ◆エストラダ「(勝って)井上拓真選手という王者に向かって突き進みたい。天心選手は素晴らしい選手だと思っている。彼のスタイルに引き込まれないように、KOでも判定でも勝ちたい」