いざ、バケモノへ-。昨年の現役ドラフトでソフトバンクから加入した楽天佐藤直樹外野手(27)が、日に日に存在感を増している…

いざ、バケモノへ-。昨年の現役ドラフトでソフトバンクから加入した楽天佐藤直樹外野手(27)が、日に日に存在感を増している。「個人としては開幕スタメンを目指して。チームが優勝できるように、そこにしっかり自分が加わって1勝でも多く貢献したいという気持ちでやってます」。走攻守3拍子そろった頼もしい新戦力だ。

課題は打撃と自己分析するが、沖縄キャンプ期間の実戦では、そのバッティングで結果を残した。17日の練習試合・広島戦では初球先頭打者本塁打を含む2安打、21日のオープン戦ロッテ戦でも三塁打を含む2安打と長打力も光った。

誰よりも練習してきた自負がある。昨季終了直後からソフトバンクで同僚だった山川に弟子入りし、自主トレに励んだ。「メンタルから技術から食から何から何まで、3カ月間みっちり教えてもらいました」と感謝。「練習は誰よりもやってきた自信はあるので、自分を信じて」と力を込めた。

ソフトバンク時代には名字と同じ読みの「砂糖」から「シュガー」の愛称でファンから親しまれた。名付け親はチームメートだった「熱男」こと松田宣浩氏だと明かした上で「チョコレートとか甘いものは好きです」と笑った。

一方、チームメートからの呼び方は「佐藤」「佐藤さん」ではなく「直樹」「直樹さん」を望む。「下の名前で呼ばれる方が親しみやすさはあるかなと思います」と話した。

楽天に加入して間もないが、すでに個人応援歌もできた。「現役ドラフトで移籍して個人応援歌を作ってもらってうれしいですし、その期待にしっかり結果で応えたいです」。1年間試合に出続けて成績を残すことで感謝の意を示す。

外野は辰己、小郷、中島、武藤、ゴンザレス、マッカスカーらとポジションを争うことになる。レギュラーをつかみ、師匠の山川に「バケモノになれる」と太鼓判を押された実力を証明する。

「いや、そろそろ(バケモノに)ならないと。ポテンシャルあるのはずっと昔から言われてるんで、それを早く生かさないと。あと長くてもね、何年かしか野球できないと思うので。早くレギュラーつかんで、プロ野球ドリームをつかみたいです」

一切の甘さを断ち、期待のニューフェースが楽天に新風を吹き込む。【山田愛斗】