FA目前の「プラットフォーム・イヤー」と怪我への危機感 タイガースのタリク・スクーバル投手は23日(日本時間24日)、3…
FA目前の「プラットフォーム・イヤー」と怪我への危機感
タイガースのタリク・スクーバル投手は23日(日本時間24日)、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において、米国代表での登板を1試合に限定すると明かした。ア・リーグで2年連続のサイ・ヤング賞に輝いた最強左腕の決断は波紋を広げ、米国内では「身勝手だ」といった批判の声も上がっている。一方で、米メディアからは選手の立場を尊重し、擁護する声が噴出している。
具体的な登板予定は1次ラウンドの英国戦が見込まれており、その後はチームを離れてシーズンに備える。スポーツ専門局「ESPN」電子版によると、スクーバルは代表でのプレーを望みつつも「タイガースの仲間たちとシーズンに向けた準備をする必要がある」と説明した。最強左腕の早期離脱に対し、SNS上では代表への献身を求める落胆の声が噴出している。
こうした厳しい声に対し、米ポッドキャスト番組「クリス・ローズ・スポーツ」で、元メジャーリーガーのトレバー・プルーフ氏は「もちろん、彼にはアメリカ代表として投げてほしい」としつつも「完全に理解はできる」と擁護する。ちょうどタイミング的に、ミラノ五輪の男子ホッケー決勝で米国代表が劇的な優勝を果たしたタイミングとあり、代表チームへの熱量は着実に上がっている。
それでも「彼のキャリアの現状も考えないといけない。そもそもFAまで到達できる選手はほんの一握りしかいない。彼も『これは自分にとってプラットフォーム・イヤー(大型契約の可能性を目前にした年)なんだ。余計なリスクは取りたくない』と思っているんだよ」と理由を分析。今オフにFAを迎えるスクーバルは、史上最高額契約を結ぶ可能性もあり、春先の大会で全てを尽くすことは理にかなっていないとの見立てだ。そもそも出場すること自体も「驚き」だったという。
また、司会のクリス・ローズ氏も「なぜこれに怒るのかコメントで説明してほしい」と疑問を呈した上で「がっかりするのは分かる。『もっと彼が国のために何試合も投げる姿を見たかったな』とね。でも、一歩引いて全体を見ないといけない。ある選手が1試合だけでも出場するのなら、僕たちは野球ファンとして受け入れるべきなんじゃないかなと思う」と語った。(Full-Count編集部)