定年のため、栗東では佐々木晶三調教師(70)、西園正都調教師(70)が3月3日を持って引退する。日本調教師会関西支部の…

 定年のため、栗東では佐々木晶三調教師(70)、西園正都調教師(70)が3月3日を持って引退する。日本調教師会関西支部の主催による「引退調教師を祝う会」が25日、滋賀県草津市内のホテルで開かれ、約100人の競馬関係者が参加した。

 乾杯の音頭を取った武豊・日本騎手クラブ会長が2人との思い出を語った。まずは佐々木師とは何といっても2013年ダービーをキズナで制したのがハイライト。

 「佐々木先生とは騎手として一緒に乗ったことはなかったですが、いろいろと気にかけてもらいました。キズナでダービーを勝たせていただきました。本当にありがとうございました。僕の騎手人生にとっても、とてもとてもとても大きな1勝で、一生忘れられないレースになりました。先生と一緒に勝ててうれしかったです」と笑顔で語りかけた。

 また、西園正師とは自身が幼少時の頃から栗東トレセンの同じブロック内で過ごすことが多かったことに触れ、「僕がまだ幼稚園や小学校の時に野球やサッカーをしたりして、馬に乗っていた先生にいつも『静かにしろ。馬が暴れるだろう』と散々言われて育ちました」と笑いを誘った。西園正師の管理馬では、サダムパテックで2010年のマイルCSを制覇した。「僕の騎手人生の中で本当に苦しい時期でした。デビュー2年目から(JRAの)G1を勝たせてもらっていたんですが、それが途切れた翌年に久しぶりに勝てたG1レースで、『よし、また頑張ろう』と思えました」と当時を振り返った。

 最後は2人に向け、「本当に長く競馬を支えてきたので、思い出はたくさんあります。今週で調教師は引退されますが、今後もホースマンとしてわれわれを見守っていただければと思います」と惜別の言葉を贈った。