未知なる右投手からもかっ飛ばし、開幕スタメンを引き寄せる。5年ぶり復帰の日本ハム西川遥輝外野手(33)が25日、古巣ヤク…

未知なる右投手からもかっ飛ばし、開幕スタメンを引き寄せる。5年ぶり復帰の日本ハム西川遥輝外野手(33)が25日、古巣ヤクルトとの練習試合は中止も、27日からの台湾遠征に気持ちを切り替えた。23日の阪神とのオープン戦では左投手から復帰1号。新庄式の打撃フォーム改良に手応えをつかんだ。指揮官は「右投手には弱いかも」と心配も、対戦経験のない台湾右腕からも長打を放ち、アピールする。

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西川が台湾で、さらにギアを上げる。古巣ヤクルトとの練習試合は雨天中止になったが「池山監督にも、みんなにも会えて。試合はできなかったけど、良かったなと思いました」。懐かしい仲間との対戦はかなわなかったが、27日から未知の台湾投手と対戦することも、大きなアピール機会だ。「積極的に初球からと、言われている。初見のピッチャー相手にも、そうできるように」と意気込んだ。

23日のオープン戦は、阪神左腕の岩貞から右越えに復帰1号。新たな打撃フォームを進言した新庄監督は「このバッティングフォームで左投手から打った。左(投手)の方が、壁ができていいかもしれない」とした上で「右(投手)が弱いかもしれん」と不安要素を口にした。そんな指揮官の懸念にも、西川は「左右どっちからでも打ちたいし、打てるようにしないといけない」と、意気込んだ。

昨季までともに戦った仲間の“イジり”もエネルギーに変える。復帰1号は「4番左翼」で放ち、試合後、新庄監督が冗談交じりで「4番が合ってるのかね」と話したこともあり「みんなに4番ってバカにされました」と苦笑い。ヤクルトを戦力外になり、現役引退の瀬戸際から日本ハム復帰。新打撃フォームではい上がろうともがくベテランの姿に、ヤクルトの仲間たちも熱視線を送っている。

盗塁王4度、ベストナイン2度、ゴールデン・グラブ4度。実績十分の16年目が、1から何かをつかもうと必死だ。さらに調子を上げるためのポイントに「引っ張った高いフライを打てるようになると、もっと良くなるのかな」。オープン戦が始まり、懐かしい応援歌も戻ってきた。“今だ西川 遥かに続いた道を 走れ西川 輝くその日まで”。ファンが願いを込め叫ぶ歌詞の通り、再び、輝きを放つ。【永野高輔】