25年ぶりの快挙へ、結果を追い求める。春季沖縄キャンプ最終クール初日の25日、巨人ドラフト4位の皆川岳飛外野手(22=中…

25年ぶりの快挙へ、結果を追い求める。春季沖縄キャンプ最終クール初日の25日、巨人ドラフト4位の皆川岳飛外野手(22=中大)は、沖縄セルラー那覇の室内練習場で倒れ込んだ。阿部慎之助監督(46)から直接トスを上げられるキャンプ恒例の股割りティー。ゲキが飛ぶ中、ひたすら打ち込んだ。悲鳴を上げながらも、計262球をスイング。「きつかったです。息も太もももお尻も」とバタンキューだ。

「こんな緩いティー、1500球打っても変わらないから、俺が投げてやる」と声をかけられて始まった。中大の先輩の指揮官は「野球を始めた時からテレビで見ていた」と憧れの存在。そんなレジェンドから受けた愛の洗礼に「期待されている自覚を持たないと生き残れない。心を鬼にして、強くなるために頑張ろう」と前向きに振り続けた。

見据えるのは、球団大卒新人野手では01年の阿部監督以来となる開幕スタメンだ。「まだレギュラーが決まっていない状況。そこに何とか食らいついて」と力を込めた。日本ハムからFA加入した松本、キャベッジ、丸らタレントがそろう外野手争いに割って入る。

なかでも右翼起用が主の皆川に立ちはだかるのは、1学年上の中山だ。昨季は出場103試合で7本塁打を記録し、侍ジャパンのサポートメンバーとしても存在感を示している。年も近く「優しい、お兄ちゃん的存在。学ぶ、吸収するところも多い」と頼りにしているが「ライバル意識ではないですけど、3人しか出られない。物おじせずに」と強い気持ちで挑んでいく。

キャンプの対外試合は11打数3安打5四球。阿部監督は「いいものを出してくれている」と評価する。だが本人は「まだまだです。1球で仕留められてない」と満足することはない。「結果を出さないと生き残れない世界。新人らしく精いっぱいアピールしていきたい」。サバイバルを勝ち抜き、指揮官に肩を並べる。【北村健龍】