フィギュアスケートのペアで、ミラノ・コルティナ五輪で同種目日本初の表彰台となる金メダルに輝いた三浦璃来(24)木原龍一(…

フィギュアスケートのペアで、ミラノ・コルティナ五輪で同種目日本初の表彰台となる金メダルに輝いた三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、快挙達成後の胸中と今後の展望を語った。人気沸騰中の愛称「りくりゅう」の2人は25日、都内で日本記者クラブの会見に出席。30年フランス・アルプス地域での五輪挑戦は明言を避けたが、互いの関係性や将来について率直な思いを明かした。

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終始柔らかな雰囲気で進んだ約1時間の会見で、ひときわ大きな笑みがこぼれたのが終了間際の一場面だった。「りくりゅうの関係、何が正解なの?」。司会者からの直球質問に10秒近く見つめ合うと、つなぐように言葉を重ねた。「戦友じゃないですけど(木原)…一緒にいて当たり前ですし(三浦)…けんかもすごくしますし(木原)…家族みたいになってる(三浦)」。最後は三浦が胸の前で両手を広げ、木原と声をそろえて「あとはご想像にお任せします!」。会場は温かな空気に包まれた。

個人金、団体銀。2つのメダルという結果はもちろん、飾らない人柄でも日本中の胸を打った五輪だった。キス・アンド・クライで歓喜する姿や自然体のやりとりなど、仲むつまじい様子はSNSを中心に大きな反響を呼んだ。この日も“りくりゅう節”は健在。「キャンピングカーで米国を横断」と夢を語っていた木原が「三浦さんもお誘いしたけど『寝てるだけになるからいい』と言われた」と苦笑いで告白。三浦は「運転免許も持っていないので。私は国内旅行がしたい」とさらりと受け流し、軽妙な応酬でも場を和ませた。

そんな2人。これからも同じ道を歩んでいく。来月の世界選手権や4年後のフランス・アルプス地域で行われる五輪挑戦については明言を避けたが、9歳年下の三浦はきっぱり言った。「木原選手が引退する時は私が引退する時。違う人と組んで続けることは絶対にない」。その一言が揺るがぬ絆を物語った。「ペア大国日本」の実現を掲げ、木原は「将来的には日本で2人で指導者になることは目標」と表明した。普段から将来像を語り合う三浦は「ついていく。助けたい」とにこり。木原も「女性パートは三浦選手の方が理解している。チームで一緒にやっていきたい」と力を込めた。二人三脚の旅は続いていく。【勝部晃多】