投手としての調整と後払い契約が絡む複雑なリスク ドジャースの大谷翔平投手が、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラ…

投手としての調整と後払い契約が絡む複雑なリスク

 ドジャースの大谷翔平投手が、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に野球日本代表「侍ジャパン」の一員として参戦する。キャンプでは投打二刀流で順調に調整を続けていたが、大会では打者に専念する見込み。一部では電撃登板に期待する声もあるものの、米スポーツ専門メディア「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は“ほぼあり得ない”と強調している。

 バーランダー氏は24日(日本時間25日)に、自身のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ」を更新。大谷のWBCでの登板について言及した。「ドジャースを離れた今、大きな疑問がある。『WBCで登板できない中、投手としてどうやって今シーズンへ向けて調整を進めるのか?』ということだ」と疑問を提示した。通常は段階的にイニング数を増やして開幕へ備えると説明しつつ、大谷はまだ実戦で投げておらず、さらに保険が下りていない状況だと指摘した。

 バーランダー氏は、スプリングトレーニングを離れる際に「マイク・トラウトが出てきたら、誘惑にかられるかもね」と冗談交じりに答えたエピソードも紹介。一方で、保険未加入で負傷した場合は年俸補償がないとし、「WBCで登板しない可能性は99.999%だろう」と強調した。

 さらに契約面にも言及。大谷は2023年オフに10年総額7億ドル(当時1014億円)の契約を結んだが、97%が後払いになっており、今年の受け取りは約200万ドル(約3億円)。仮に無保険で登板して負傷した場合の扱いについて「正直、その仕組みがどうなるのかは分からない。議論としては非常に興味深いポイントだ」と述べた。(Full-Count編集部)