プロボクシングWBC世界バンタム級2位那須川天心(27=帝拳)が4月11日、東京・両国国技館で同級1位の元世界2階級制覇…

プロボクシングWBC世界バンタム級2位那須川天心(27=帝拳)が4月11日、東京・両国国技館で同級1位の元世界2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ)との同級挑戦者決定戦に臨むと25日、発表された。同日には都内のホテルで記者会見に臨んだ。昨年12月のWBC総会(タイ・バンコク)でエストラダとの同級挑戦者決定戦の対戦指令を受けていた。

那須川にとって昨年11月、ボクシング8戦目の世界初挑戦。井上拓真(大橋)との同級王座決定戦で判定負けを喫して以来、約5カ月ぶりの再起戦となる。格闘家時代を含め、プロ初の黒星を経験した那須川が、世界再挑戦に向けてリスタートする。主な一問一答(下)は次の通り。

◇  ◇  ◇

-勝てばWBC世界同級王者井上拓真への挑戦権を得られる

那須川 そのための試合だと思っています。エストラダ選手はめちゃくちゃ強い選手だと分かっているし、一筋縄ではないかないと分かっているが、目指しているところはこんなところではない。(井上に)やり返さないと気が済まない。リベンジするための第1歩かなという風に思っている。必ずやり返しますので。

-初黒星後、具体的に変えた点は

那須川 もちろん今までボクシングをしっかり学ぼうというのはたくさんあったので。言われたことをやるといいますか。自発的に動いたこともあったが、言われたことをしっかりと完璧にやっていくというのがあった。でも完璧なものなんてないし練習していない。完璧なものがあったら、次がない。いろいろなことを試行錯誤して。もう人生、1回ですから。長いという人もいるが、自分は短いと思っている。自分がやりたい環境だったり、自分がやり切ったという環境に身を置いてですね。昔から教わってもらっていたトレーナーだったり、古巣のTEPPEN(ジム)に行ったりとか。自分がこれでもか、これをやっても例えば負けるのであったら、それでも納得できるような人生を送りたい。やるならしっかりとやり切ろうと思いましたね。今までみんなのためにというのはもちろん今もあるけど、それより、まず自分のために格闘技をやるということにフォーカスして。いろいろ考えた。「みんなのため、みんなのおかげで勝てまして、勝ちました」とかよく言うと思うけど、いや自分ないとみんないなくないと思った。まずしっかりと自分を持つ、それを大事にしてみんなのパワーもしっかりといただいて、それでお互い様というのを常にやっている。

-変えていない点は

那須川 その意思の部分ですかね。本当に自分で物事を決めることに意味があると思う。宿題とか勉強とか言われてやったら身にならないけど、自分からやろうというのは身になるじゃないですか。そこは決して曲げないというか。意思だったり、信念。環境が変わっても、何か自分は変わらない。周りが変わっても自分は変わらない。変わらずに変わっていくということですね。

-試合展開は

那須川 何が何でも勝ちにいく。蹴ってでも勝ちにいく。

-世界ベルトよりももう1度井上に挑みたい気持ちか

那須川 挑みたい気持ちのが強い。それしかないですよね。だいぶ前回の試合で預けたものが大きいと思う。しっかりと返してもらわないといけないし。本当に自分の人生を懸けて負けた相手ですから。しっかりと落とし前といいますか、そこから得るものは大きいので。しっかり取り返しにいくというのはある。

-井上は5月東京ドームで試合する可能性があるか。井上選手にメッセージは

那須川 僕から言うことはない。ないけど、まあ勝っても拓真、負けても拓真という感じ。

-エストラダは相当な強敵だが、負けたら2連敗。世界も遠のく。危機感は

那須川 だからこそ強い相手を選びましたよね。本当にどうにもならないことってあるじゃないですか。どうしよもないこととか。そういう状況は、僕は結構好き。何かしら面白いことを探しているし、刺激がほしい普通に生きていても楽しくないんですよ。だからこそあえて本当に強い相手を選んだということもありますし、やる前から負けることなんて考えていない。これで、もし連敗をするようなことがあれば、自分の限界というものが見えてくると思う。だから精いっぱいといいますか、自分のやるべきことやるだけ。プラス、自分が本当に納得できる環境だったり、納得できる練習、納得できる時間を過ごしたいと思う。純粋な気持ち。こうこうこうだから練習しないといけないとか、何々だからというのは排除して。やりたい、そこだけの気持ちでやってきている。だから何が何でも勝ちます。(おわり)