スバルテクニカインターナショナル(STI)は、2月24日(火)、静岡県の富士スピードウェイにて、今季のSUPER GT …

スバルテクニカインターナショナル(STI)は、2月24日(火)、静岡県の富士スピードウェイにて、今季のSUPER GT GT300クラスに参戦する2026年型『SUBARU BRZ GT300』のシェイクダウンを実施した。

昨シーズンは優勝目前のバトルを幾度も繰り広げたものの、不運もあり2度の2位表彰台が最上位。シリーズランキングは9位で終えたスバル/STI。24年シーズンは表彰台が獲得できておらず、25年の成績は順調に復調しているが、チームは2021年入り5年ぶりのタイトル奪還へ向け、エンジンを載せ替えるという大きな決断をした。



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ドライバーは井口卓人/山内英輝の黄金コンビに加え、リザーブドライバーとして奥本隼士も控える強力な体制を継続。奥本隼士は昨シーズンは公式戦でSUBARU BRZ GT300のステアリングを握る機会はなかったが、第3戦セパン(マレーシア)では、レースがバッティングしたレギュラードライバーに変わり、チャンピオン経験チームのメルセデスAMG GT3を駆った。代打参戦で初のSUPER GTレース出走ながら3位表彰台獲得という実力を示している。



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マシン面の前年からの改良点は、エンジン変更を筆頭に多岐にわたる。エンジンは昨シーズン限りで退役した名機『EJ20』に代わり、かつてのアルシオーネSVX等に搭載されていた『EG33』をベースに新開発した3L・水平対向6気筒のレーシングエンジンへと変更。この変更は耐久性・信頼性の向上を主眼としつつ、パワーアップも果たした。前年よりも約50kgの重量増というデメリットもあるものの、その部分をカバーできる実力を見せているという。



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シャシーは昨年のものを継続使用するが、新エンジンの搭載に伴いインタークーラーのレイアウトを変更。それに合わせてフロント周りの空力パーツやシュラウドの形状等が改良されており、外見上ではフロントスプリッターが吊り下げ式へと変更されたのが大きな特徴だ。



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チームを率いる小澤正弘総監督は、「エンジンが新しくなったことは、我々の10年来の悲願のプロジェクトです。このエンジンは、開発陣やサプライヤーも含めた皆さんの協力なしでは作ることができなかったエンジンですので、まさしく今年のクルマは “みんなの夢を乗せたクルマ”になったと思います。このエンジンを武器に、チャンピオン獲得に向けて全力で取り組むので、1年間応援をよろしくお願いします」とコメント。新エンジンで臨む今季への決意を語った。

シェイクダウンの専有セッション中、ゲストやスポンサー、メディアが対象の連年恒例となる「サーキットサファリ」が実施された。参加者はバスに乗り込み、SUBARU BRZ GT300が走行するコースを並走。最新GTマシンが放つ迫力を至近距離で体感した。山内がBRZのステアリングを握り、参加者が乗るバスには井口と奥本が同乗。ドライバーならではの視点で富士スピードウェイのコースを解説した。



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今シーズンのSUPER GTは、3月7日(土)に岡山県の岡山国際サーキット、15(日)・16日(月)に富士スピードウェイでそれぞれ公式テストを実施。4月11日(土)~12日(日)の岡山国際サーキットで開幕戦が行われる。