◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦 那須川天心―ファン・フランシスコ・エストラーダ…

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦 那須川天心―ファン・フランシスコ・エストラーダ(4月11日、両国国技館)

 4月11日に東京・両国国技館で再起戦に臨むWBA&WBC世界バンタム級2位の那須川天心(27)=帝拳=が25日、都内で会見。WBC世界同級挑戦者決定戦で、元2階級制覇王者でWBC&WBO同級1位のファン・フランシスコ・エストラーダ(35)=メキシコ=と対戦する那須川は、白のセットアップに白のTシャツ、ふちなしメガネをかけて登壇。「前回初めて負けまして、そこからいろんな時間だったり葛藤があるが、しっかりと復帰してみなさんにいい姿を見せたい。自分にとっても格闘技人生だけでなく人生において試されている場所。崖っぷちな状態でもある。こういう感情を味わったことがなかった。気を引き締めて、心身ともに成長している日々を過ごしている。しっかりやり返すだけなので、自分の覚悟を見に来ていただけたら」と話した。

 WBCは昨年12月3日、天心とエストラーダに対し同級挑戦者決定戦を行うよう指令していた。エストラーダについては「とにかく強い相手とやらせて欲しいと思っていた。一筋縄ではいかない。復帰戦でやる相手ではないと言われるかもしれないが、強いやつとやって乗り越えるのが自分。これで連敗するようなことがあれば自分の限界も見えてくる」と強さを認めた上で「蹴ってでも勝ちに行きます」と倒しにかかる覚悟を口にした。

 昨年11月24日、ボクシング転向8戦目でWBC世界同級王座決定戦に臨み、井上拓真(大橋)に0―3の判定負け。キック時代を含めプロ公式戦55戦目で初黒星を喫した。現在の同級世界ランクは、WBA&WBC2位、IBF10位、WBO13位に入っている。負けて初めて「なめんじゃねえ」という怒りのような感情がわいたという。「文句言っている人とか何も思ってなかったが、オレの人生に関わってくるな、やることをやるだけ、と全面に出していきたい。アンチはどうでもいいが、自分に対してもですね。お前こんなもんじゃねえよとか」と感情をパワーに変えている。

 拓真へのリベンジの気持ちは強い。「やり返さないと気が済まない。(再起戦が)リベンジするための第一歩かなと思います。必ずやり返します」と宣言。「前回の試合で預けたものは大きいので、返してもらわないと。しっかり取り返しにいく。勝っても拓真、負けても拓真、という感じ」と再起戦を経ての雪辱を誓った。

 戦績は那須川が7勝(2KO)1敗、エストラーダが45勝(28KO)4敗。