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 2月22日、『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026 予選トーナメント』へ向けた強化合宿を行う女子日本代表がメディアデーを開催。次世代の日本代表をけん引する存在として注目が集まる田中こころが、メディアの取材に応じた。

 昨夏に行われた『FIBAアジアカップ2025』では、当時19歳でA代表初選出。さらには先発ポイントガードに大抜擢された。プレーメイクを担う司令塔としての経験が豊富とは言えない状態で、大会序盤ではターンオーバーなども多発。しかし、それで引き下がることなく大会中に急成長を遂げると、準決勝では強敵の中国代表を相手に第1クォーターから3ポイントを中心に21得点の大爆発。大会ベスト5に選出される衝撃のデビューを飾った。

 次なる舞台でも「空いたら打つっていうところは徹底」していきたいと語った田中。7日間で5戦と厳しいスケジュールを戦う中で、シュートが入らない時間帯も想定し「ディフェンスのところにもっとフォーカスしてやっていけたらいいなと思ってます」と、守備の強度を上げることへも意欲を示した。

「チーム自体が苦しい時間帯の時に、自分が積極的にボールをもらったりとかっていうメンタル的なところは、アジアカップですごく強くなったと思ってるので。そこは継続してやっていきたい」と語る20歳の言葉には、すでに中心選手としての自覚が漂う。アジアカップでの活躍で、当然対戦チームからのマークが激しくなることも予想される。

 そんな状況でも「プレッシャーはそんなに感じてはなくて。いい意味でそういうプレッシャーを感じながらも、その中でやるっていうところが、メンタルの強さも試されると思いますし。それを逆に楽しさに変えて、自分らしくやっていけたらなと思ってます」と、持ち前の強心臓ぶりを披露した。

 アジアカップでの強化合宿などで町田瑠唯との仲良さげな様子も見せたルーキーは「今ももちろんいじらせていただいてます」と冗談交じりに明かすと、「すべてが完璧な人だと思ってたんですけど、コート外では、本当に抜けてる部分があったりっていうところもあって。だから愛されるんだなってすごい思いました」と笑顔を見せた。

 

 ベテラン司令塔から盗みたいところを聞かれると、「パスセンスと的確なパスだったりは、いつ見てもすごい」と尊敬の念をのぞかせた。シュートだけでなくパスも磨きたいという田中にとって「ずっと憧れの存在でもありますし、どんどん盗めるものは盗んでいこうかなっていう風に思ってます」と、日本を代表するポイントガードとの共演に積極的な姿勢を見せている。

 予選で全勝を目指すことに対し「最後にチームが完成形を見せればいいってわけじゃない。最初から自分たちの日本のバスケ、速いバスケを見せつけるっていうところは、チームとして目標としてやってるので。1戦目から気を抜かずに頑張りたい」と力を込めた。日本代表を明るく照らす超新星が、世界を相手にさらなるステップアップを果たす姿に期待したい。

【動画】田中が27得点の大活躍!アジアカップ中国戦ハイライト