アマチュアトーナメント優勝の実績を引っ提げ、デビュー戦を迎えた女子キック選手が相手を“大の字”にする衝撃の完全KOデビ…

 アマチュアトーナメント優勝の実績を引っ提げ、デビュー戦を迎えた女子キック選手が相手を“大の字”にする衝撃の完全KOデビュー。“蹴りで倒せる女子”にファンも思わず「あれ貰ったら男でも倒れる」と驚きを隠せない様子だった。

【映像】戦慄ミドルで“大の字”KO

 2月23日後楽園ホールで開催された「RISE196-RISE 23rd Memorial event-」の第1試合で毬那(Y'ZD豊見城GYM)と奥村樹里(HAYATO GYM)が対戦。デビュー戦の奥村が3ラウンド終了間際に、パンチ、ヒザ、ボディへのミドルをまとめて叩き込みKO。3ラウンド2分37秒、デビュー戦で見事な勝利を収めた。

 2024年のRISE Nova全日本女子トーナメント -57kg級優勝とアマチュアで実績のある奥村は、この日がデビュー戦。対する沖縄出身の毬那もRISE初参戦。前回は判定引き分けに終わっており、今回は2年ぶりの復帰戦となる。

 1ラウンドは、互いにローキックを飛ばしながら距離を窺う攻防。毬那のプレッシャーに対して、奥村は多彩なロー、ミドル、サイドキック。さらに上下打ち分けるパンチを見せるが、決定打のない静かな立ち上がり。

 2ラウンド、奥村のローキックで毬那の足は赤く変色。毬那は前に出る強気な姿勢を崩さない一方、奥村のヒット・アンド・アウェイに被弾が目立つ。それでも後半は毬那がさらに圧を強め、顔面への連打で反撃の狼煙を上げる。

 最終3ラウンド、後が無い毬那がさらに前に出て猛攻。下がる奥村だが遠距離からのミドルキックがボディを捉え、ロープを背にしながらも落ち着いた試合運びを見せる。ラウンド中盤、毬那のラッシュからのバックブローがかすめるが、奥村は「ニヤリ」と不敵な笑み。新人らしからぬ余裕を見せ、残り1分には受けに回る展開からミドルキックでボディをえぐる。

 すると毬那はやや失速。この間を奥村が見逃さず、残り40秒、左のパンチ、ボディへの右のヒザ、右ミドルと固め打ち。ダメージの蓄積で毬那は前から崩れて大の字ダウン。立ち上がりはしたがファイティングポーズを取れないまま、ゴングを迎えた。

 試合終了間際に飛び出したKO劇にファンから「マジかよ」「これは鮮烈デビュー」「お見事」「逆転KO」の声。押し気味のラウンドから突如力尽きた毬那の姿に「何が効いた?」との動揺の声もあがったが、最後はボディへ突き刺すミドル2連発。一般的にKO率が高くない女子戦線にあって、デビュー戦らしからぬ攻撃力の高さに「右ミドル珍しい」や「これは痛いわ」「あれ貰ったら男でも倒れる」といった反応が寄せられた。