伝説の再戦は話題性こそあるものの…(C)Getty Images プロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェ…

伝説の再戦は話題性こそあるものの…(C)Getty Images
プロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(米国)と元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が、9月に米ネバダ州ラスベガスで対戦することが決まった。両者は2015年5月に対戦が行われており、11年の年月を経てふたたびリング上で拳を交える。
【動画】メイウェザーの右ストレートが炸裂!朝倉未来をマットに沈めた決定的瞬間をチェック
今月21日に現役復帰を表明し世界中を驚かせたメイウェザーをめぐり、立て続けに“サプライズ”のニュースが流れた。復帰初戦として、パッキャオ戦が電撃決定。2015年に行われた両者のカードは当時、「世紀の一戦」と謳われ、業界内外から大きな注目を集めた。メイウェザーは2017年のコナー・マクレガー戦を最後に引退。プロ50戦50勝無敗という驚異的な戦績を残している。
一方のパッキャオは、2021年9月に現役を退いた後、昨年7月、マリオ・バリオス戦で現役復帰を果たした。この復帰戦ではWBCウェルター級タイトルマッチとして行われており、対戦決定時よりさまざまな反響が上がっていた。
そして今回発表された、2度目のメイウェザー対パッキャオ戦も、ボクシング界空前のビッグイベントとして大きな期待が寄せられている一方で、カード発表直後よりシビアな意見も聞こえてきている。
英『BBC』でも両者の対戦決定のニュースを報じるとともに、同メディアのボクシング担当カル・サジャド氏による手記を掲載。“超大物”同士による一戦についての想いが綴られている。
サジャド氏は、カード決定を受け、「もはやボクシング界で何が起きても驚くべきではないのかもしれない」と訴えるとともに、「最初のメイウェザー対パッキャオ戦は、長年ファンが待ち望んだ一戦だった。しかし、2015年に実現したときには遅すぎた感もあり、期待に完全に応えたとは言い難かった」などと振り返っている。
その上で、「それ以降、再戦を強く求める声はほとんどなかった。ましてや2026年にやるなど、誰も本気では考えていなかった」と説きながら、「再戦が発表された際、多くのファンはエキシビションだと思った。しかし、これは正式なプロ公式戦だ」などと強調。続けて、2度目の対戦への見通しとして、「詳細はまだ不明だが、特別ルールなどが設けられれば、純粋なボクシングファンからの支持は得にくいだろう」と論じている。
サジャド氏は、「最終的には、両者が莫大な報酬を手にすることになるだろう」とも予想しながら、再戦の意義について、「競技的な側面よりも資金面の動機が強いのではないか、という印象を拭いきれない」などと苦言を呈している。
突如として決定し、はやくも物議を醸しているメイウェザーとパッキャオによる再戦。およそ7か月後に行わるこの一戦を、ボクシングファンはどのような感情とともに見届けることになるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】中谷潤人は“怪物”を乗り越えるか サウジでの苦戦を予見していた井上尚弥の言葉「彼の強さは認めています。ただ――」【現地発】
【関連記事】井上尚弥を「KOできる可能性は低い」 中谷潤人を支える名トレーナーが語った東京D決戦への展望「逃げるつもりはない」
【関連記事】「コイツ追い出してください」井上尚弥が怒りで吠えた 決戦直前に始まったピカソ陣営の不可解抗議が波紋「ナオヤが怒るなんて」