ミラノ・コルティナ五輪で冬季史上最多24個のメダルを獲得した日本選手団が24日、帰国した。都内で会見を開き、メダリスト…

 ミラノ・コルティナ五輪で冬季史上最多24個のメダルを獲得した日本選手団が24日、帰国した。都内で会見を開き、メダリスト15人が出席。フィギュアスケート女子と団体で銀メダルを獲得した坂本花織(25)=シスメックス=は、最後の五輪となった17日間の戦いを「ジェットコースターのよう」と、笑顔と独特な表現で振り返った。

 喜怒哀楽が、存分につまったミラノの17日間だった。坂本にとって最後の五輪。過去の2大会とは異なる感情が入り交じった。「ジェットコースターのようだった。本当にいろんな気分を味わった17日間だった」。視線を虚空に向け、しみじみと回顧した。

 開会式前に始まった団体戦でムードメーカーとしてチームジャパンを引っ張り、2大会連続の銀メダルに貢献した。「すごくみんながいい演技をして、この経験は誰にとってもかけがえのない瞬間だなっていうのをすごく感じながら過ごした3日間。銀メダルを取れたっていうのが本当にうれしかった」とかみしめた。

 重圧と闘いながら、個人戦までの日々を過ごした。「不安でいっぱいだったけど、個人戦に向けてしっかり気持ちを立て直すことができた」。ショートプログラム(SP)で2位。フリーでは連続ジャンプが単発になる悔しいミスはあったが、「愛の讃歌」を情感たっぷりに最後まで演じ上げた。

 「完璧という演技ではなかったけど、北京五輪よりいいメダルの色が取れたので、そこには満足している」。前回の銅から銀に色を変えた。悔しいと思えたことこそ、自身の成長を実感する機会になった。「今後の糧になるんじゃないかな。この17日間、本当に素敵な思い出になった」。共闘したメダリストたちとほほ笑み合った。(高木 恵)