阪神藤川球児監督(45)が24日、新外国人のキャム・ディベイニー内野手(28=パイレーツ)を3月初旬から京セラドーム大阪…
阪神藤川球児監督(45)が24日、新外国人のキャム・ディベイニー内野手(28=パイレーツ)を3月初旬から京セラドーム大阪と甲子園で行う7試合で見極める方針を明かした。開幕遊撃候補だが、日本の球場での守備力は未知数。ホームグラウンドにしっかり対応できるかで判断する構えだ。小幡竜平内野手(25)や熊谷敬宥内野手(30)らとの遊撃バトルは決着しておらず、“関西7番勝負”で高い守備力をアピールできるかが明暗を分けそうだ。
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勤勉なディベイニーはこの日も、朝から汗を流していた。「チャンスがあれば、そういう練習に参加して量をこなしたいと思っていたんだ」。午前9時過ぎに宜野座のサブグラウンドへ移動。熊谷、ドラフト2位の谷端とともに遊撃位置に就き、田中コーチのノックを30分以上受けた。早出特守は今キャンプ5度目。新外国人では異例の多さ。不慣れな土のグラウンドになじもうと、懸命の日々だ。
本職は遊撃。3Aで通算85本塁打を放ったパンチ力もある。連日の特訓に藤川監督は「シーズンに生きてくればいいですね」と目を細めつつ、見極めの時期についても言及した。22日のヤクルト戦(浦添)と23日の日本ハム戦(名護)にDHで起用したのは「地方球場のグラウンドは(シーズンで)あまり使用しませんから」と説明。その上でこう付け加えた。「甲子園球場、京セラドームで代表戦などがありますから。やっといよいよ、メインで使う球場に入ってくる。ある意味、足場をならすのは十分かなと。向こう(関西)に帰ってですね」。宜野座キャンプ打ち上げ後、3月初旬からの実戦守備を評価基準にする考えを明かした。
現状は小幡、熊谷がライバル筆頭。この日は木浪もサブグラウンドで遊撃のノックを受けた。小幡はオープン戦3試合で7打数3安打3打点2四球と好調。一方でディベイニーは3試合で10打数2安打1打点。まだ快音連発まではいっておらず、慣れない日本の土のグラウンドが、打撃にも影響を及ぼしている可能性もある。そして遊撃に最も必要な守備力も未知数。甲子園などのホームで、攻守でどれだけの力を発揮できるかが分岐点になりそうだ。
3月2日にはWBC韓国代表、同3日には井端ジャパンとの強化試合(ともに京セラドーム大阪)が控え、同6日からは甲子園でのオープン戦5試合が組まれている。生き残りをかけた“関西7番勝負”だ。背番号24は「新たな課題だったり新しいことに挑戦して、どう対応していくか。そういう機会が多ければいいね」と腕ぶした。宜野座で重ねた努力の成果を、ホームで発揮する。【只松憲】