大関安青錦(21=安治川)が、コメ支援を受けながら記録ずくめの綱とりに挑戦する。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ…

大関安青錦(21=安治川)が、コメ支援を受けながら記録ずくめの綱とりに挑戦する。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付発表があった同日、大阪府松原市で会見した。宿舎、会見場、化粧まわし、白米など米販売の「幸南食糧株式会社」の支援を受けるなど、相撲に集中できる環境は十分。千秋楽翌日に迎える22歳の誕生日は、おなかいっぱいの1日になるかもしれない。

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大阪のいいところはどこか? こう聞かれた安青錦は表情を和らげて言った。「大阪のいいところは、幸南食糧さんですね」。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は、同社との縁について補足した。「現役の時から(社長と)知り合いまして、大阪の宿舎を探していたところ、幸南食糧で構えさせてもらった。感謝しています。お米に関して困ることなく、いい環境でやらせてもらっています」。

大阪で楽しみな食事については「米。ご飯ですね。何でも好きですし、お好み焼きも好き。おいしいご飯があるので、もう1、2キロ増えたらいいなと思います」と安青錦。この日の会見場は、同社の食品開発センター内の一室。会見後、同社による化粧まわし贈呈式が行われた。おにぎりのデザインに、白星15個がちりばめられた。

1年前の春場所は新入幕だったが、勢いはとどまらない。大関2場所通過で横綱昇進なら、双葉山、照国に並ぶ最速記録。所要16場所での昇進なら、朝青龍の25場所を抜いて最速(付け出しを除く)になる。注目度は増しているが「プレッシャーは当たり前と思っているので、注目されるのはありがたい、うれしく思っています」と頼もしい。

千秋楽の翌日、3月23日に22歳になる。1年前は千秋楽と重なり、敢闘賞受賞で花を添えた。「今回はもうちょっと最高に近い誕生日を迎えることがあるかもしれないので、それをしっかりつかみたいなと思います」。安治川親方は会見場を見渡し「ここ、伝達式でも使えるかな…」とつぶやいていた。【佐々木一郎】