ランチア・コルセHFが、2026年のERC参戦を発表した。ACI、ACIスポーツの支援を受け、ランチア・イプシロン・ラリ…
ランチア・コルセHFが、2026年のERC参戦を発表した。ACI、ACIスポーツの支援を受け、ランチア・イプシロン・ラリー2HFインテグラーレのドライバーにアンドレア・マベリーニを起用するオールイタリアチームで臨む。また、2台のイプシロン・ラリー4HFをジュニアERCにもエントリー。フランチェスコ・デイ・チェチとダビデ・ペサベントがドライバーを務める。
今季のWRC開幕戦ラリーモンテカルロではスーパーサンデーのトップをマークするなど、イプシロン・ラリー2HFインテグラーレが鮮烈なパフォーマンスを披露したランチア・コルセHFは、ビチェンツァで開催されたレーシング・ミーティングで、ERCへの復帰を正式に発表した。今後は、ラリー活動のヘリテージと若手育成、ヨーロッパでの野心を融合したプログラムを展開していくという。
ERCでは、3台のイプシロンにはランチア・コルセHFの公式カラーリングが施される。これは、長年、ACIチーム・イタリアプログラムを通じて若手育成に取り組んでいるACIおよびACIスポーツとの緊密な連携により実現した、オールイタリアによるプロジェクトの一環。技術面のサポートも、チームマネージャーのミケーレ・ファブリ率いるF.P.F.が行う。

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ランチアのCEO、ロベルタ・ゼルビは「ランチアの競技復帰は、未来を見据えた戦略的決断」と語る。
「ラリー競技は当社にとって技術開発の基盤であり、国際的な成長の道を歩む若手イタリア人ドライバーの才能を育成・支援する場。WRCモンテカルロで感じた熱狂は、このプロジェクトの強さを裏付けるものだった。この方向性は当社の立場を揺るぎないものとし、新型イプシロンから今後のラインナップに至るまで、ブランドの進化を支えるものとなる」
ランチア・コルセのディレクター、ユーゲニオ・フランゼッティも「3組のイタリア人クルー、イタリアのチーム、そしてイタリアのASNによるサポートは、我々の伝統に沿った形でラリーに復帰することを求めた人々に対する、最も真摯な回答」とコメントを寄せる。
「我々のドライバーは非常に才能のある若手で、技術的にも強固な体制を整え、競争力を発揮する意欲を備えている。ERCでは、最高峰で戦うことを目指す。今後の課題は認識しつつも、好成績を収めるための要素はすべて整っていると確信している」
ERCのステアリングを託されたマベリーニは、26歳。すでにイタリア選手権の2WDチャンピオンの座を獲得しているほか、ERC4シリーズ2位と成績を残しており、この3シーズンはラリー2マシンで戦っている。
「自分にとって、このプロジェクトの一員となることは非常に感慨深いこと。1年前、ランチアがラリーに復帰し、いま、自分はヨーロッパの最高峰レベルでこのブランドを背負うチャンスを与えていただいた」とマベリーニは喜びを見せる。
「全力で挑むし、そうすることでランチア、ランチア・コルセHF、ACI、ACIにこの機会を実現させてくれた恩返しをしたい」
マベリーニのコ・ドライバーは、ともに昨シーズンでシリーズ3位に入り、バルムラリーとラリーディローマ・キャピターレではポディウムにも上がったバージニア・レンツィが続投する。

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デイ・チェチは21歳。24年にジュニアERCでシリーズ2位に入り、昨年もACIのサポートを受けてジュニアERCに参戦していた。ペサベントは25年、新設されたトロフェオ・ランチアでシリーズ2位と活躍を見せた。ふたりは26年、ランチアのワークスドライバーとして、イプシロン・ラリー4HFでジュニアERCを戦う。

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今季のERCは4月17日〜19日、スペインで開催されるラリーシエラ・モレナで開幕し、全7戦が予定されている。ジュニアERCは、5月22日〜24日に開催されるラリーオブスカンジナビアが初戦となる。