WBC台湾代表のソフトバンク徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25=台湾味全)が26日、台湾代表相手に登板し、本大会への万…
WBC台湾代表のソフトバンク徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25=台湾味全)が26日、台湾代表相手に登板し、本大会への万全をアピールする。
小久保監督らホークスナインは24日、「台日野球国際交流試合」(25日対中信、26日対台湾代表 ともに台北ドーム、午後7時=日本時間午後8時開始)に参加するため、宮崎空港からチャーター便で台湾へ出発。最速158キロ右腕は、WBC直前に自チーム相手に投げる異例の凱旋(がいせん)登板で故郷の仲間を斬り、弾みをつける意気込みだ。
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台湾行きの飛行機への搭乗前、徐若熙はうれしそうに話した。「家に帰れるのが楽しみです」。異国で過ごした約1カ月の宮崎キャンプでは、台湾時代の映像を見ながら、理想のフォームを追求してきた。11日のライブBPでは打ち込まれたが、2度目の22日は球の勢いも戻ってきた。「徐々に仕上がってきている」と自信を持って故郷へ帰る。
WBC台湾代表メンバーだが、台湾代表相手にホークスのユニホームを着て投げる。そんな異例の状況にも「特にいろんなことは考えずに、しっかり準備をして臨んでいきたい」と努めて冷静に言った。キャンプ序盤から「台湾の試合はすごく楽しみにしている」と話しており、究極のマッチアップを制してファンを喜ばせる意気込みだ。
台湾が誇る最速158キロ右腕は、WBCでも先発として期待されている。そして交流試合後にいよいよ、代表に初合流。再び宮崎に戻り、3月2日にオリックス、同3日にソフトバンクのファームと強化試合(ともに宮崎市清武)を行い、同5日にはオーストラリア(東京ドーム)との大会1次ラウンド初戦を迎える。
3年総額で推定15億円の大型契約を結んだが、まだソフトバンクのチーム内でも開幕ローテーション入りが確定はしていない。「ほかの投手の実力がひとりひとりすごい。自分も頑張らなければいけない」と、危機感を持っている。台湾での交流試合はホークスでの初対外試合。WBC仲間を斬って、状態の良さをアピールしておきたい。
前日23日の侍ジャパンとの壮行試合では、WBCメキシコ代表の育成左腕アルメンタが2回1安打無失点、3奪三振と好投。球団からは日本代表の4人だけでなくキューバ代表のモイネロ、ニカラグア代表のダウンズら9選手がWBCに出場する。徐若熙も「台湾のエース」と呼ばれる実力を存分に発揮し、世界に名をとどろかせる。【石橋隆雄】
◆ソフトバンクと台湾 ダイエー時代の02年、日本プロ野球界初の公式戦を行った。5月14日、15日にオリックスと天母で2試合を開催。1戦目は3点を追う7回に小久保、大道、秋山のソロアーチで一挙同点。9回には松中のサヨナラ弾で劇的な幕切れ。2戦目はオリックスが勝った。日本一に輝いた11年はアジアシリーズに参加。台中で行われた決勝で韓国王者のサムスンに敗れた。1軍が台湾で試合を行うのはこの時以来15年ぶり。今回の台日交流試合は日本ハムも参加し、27日に台湾代表、28日に味全と、とともに台北ドームで午後3時(日本時間午後4時)から対戦する。