2月25日(水)に浦和競馬場で行われるユングフラウ賞(3歳牝・SII・ダ1400m)。レース名の「ユングフラウ」とは…

 2月25日(水)に浦和競馬場で行われるユングフラウ賞(3歳牝・SII・ダ1400m)。レース名の「ユングフラウ」とは、スイス中南部アルプス山脈の名峰を指し、ドイツ語で「若い乙女」の意味がある。南関東牝馬三冠の前哨戦に位置付けられており、上位3着馬までに桜花賞への優先出走権が与えられる。

 過去10年の桜花賞勝ち馬の内、7頭はユングフラウ賞からの臨戦だった。本番との結び付きが非常に強く、レース内容をしっかりと目に焼き付けておきたい。発走予定時刻は25日(水)の17時35分。主な出走予定馬は以下の通り。

■アンジュルナ(牝3、浦和・小久保智厩舎)

 重賞初挑戦のルーキーズサマーCは5着に敗れたが、特別戦を連勝して立て直し、ローレル賞は4馬身差の圧勝で初タイトルを手にした。暮れの東京2歳優駿牝馬では、ホッカイドウ競馬で4連勝中だったリュウノフライトの徹底マークを難なく振り切り重賞連勝。南関東同士なら一枚抜けた存在で、まずは前哨戦を制して、三冠制覇の夢に勢いを付けたい。

■カラフルロケット(牝3、浦和・藤原智行厩舎)

 新馬戦は外に逃避するなど若さを見せて大敗したが、2戦目にはきっちり巻き返して初白星。その後は5着、11着、4着と2勝目は遠かったが、前走のURAWAなでしこオープンで一変した。中団の内目で脚を溜め、鞍上が勝負どころからラチ沿いを巧みに捌いて差し切り、11番人気の伏兵評価を覆す激走。今回も意外性を見せて、実績馬の一角崩しなるか。

■リクコウ(牝3、大井・立花伸厩舎)

 昨年12月に2馬身差でデビュー勝ち。2戦目の白鳥特別では、重賞2着の実績があったデンテブリランテの2着に入る大健闘を見せ、強敵不在となった前走で3勝目をマークした。12年目の高橋昭平騎手にとって、待望の重賞初制覇がかかる一戦。キャリアが少ないぶん、伸びしろも大きい。特長をよく知る鞍上が強気の先行策に持ち込み、あっと言わせるか。

■トウキョーアンナ(牝3、船橋・石井勝男厩舎)

 好位からの安定した末脚を武器に2戦目から3連勝。その後はローレル賞が9着、東京2歳優駿牝馬が8着と重賞では結果が出ていないが、前走の桃花賞では2着と、特別戦や準重賞では好走を続けている。直線でフラつくところがあり、まだまだ成長過程だが、エンジンがかかったときの決め手は一級品。上がりがかかる展開なら、一気に差し切るシーンがある。

■ティーズセラフ(牝3、浦和・水野貴史厩舎)

 ホッカイドウ競馬で9戦2勝の成績。とりわけ10月の条件戦では、のちに佐賀重賞の飛燕賞で2着に入るミッジーチャンプを破っている。11月からは南関東で走り、転入初戦のサザンクロス賞は6着に終わったものの、続く若鷹特別が3着、前走のURAWAなでしこオープンが2着と着順は徐々に上向き。今回も好位からしぶとく粘り込み、上位進出を狙う。

■エンゲルリート(牝3、川崎・秋山直之厩舎)

 初戦から2着、3着、2着、2着と歯がゆい競馬が続いたが、前走のガーネットフラワー賞で待望の初勝利を飾った。ゆったりとしたペースで中団に待機したエンゲルリートには苦しい流れになったが、外々を回って豪快に差し切り勝ち。今回は逃げ、先行馬が揃った印象で、ハイペースも望めるメンバー構成。決め手が生きる展開なら、一発があっていい。

(文:中川兼人)