24年のJRA賞最優秀3歳牝馬のチェルヴィニア(牝5、美浦・木村哲也厩舎)が、中山記念(4歳上・GII・芝1800m…

 24年のJRA賞最優秀3歳牝馬のチェルヴィニア(牝5、美浦・木村哲也厩舎)が、中山記念(4歳上・GII・芝1800m)で復活の重賞4勝目を狙う。

 チェルヴィニアは父ハービンジャー、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハの血統。母は16年のフローラS覇者で、オークスはシンハライトの2着だった。そして半兄のノッキングポイントは23年新潟記念の覇者。遡れば祖母のハッピーパスは03年の京都牝馬S覇者、そして曾祖母は名繁殖牝馬のハッピートレイルズなので、93年マイルCSなど重賞6勝のシンコウラブリイ、05年セントライト記念など重賞2勝のキングストレイルなどと同牝系となる。

 ここまで12戦4勝。2歳時にアルテミスSで重賞初制覇。3歳を迎え、始動戦の桜花賞は13着に沈んだが、続くオークスでGIウイナーの仲間入りを果たした。さらに秋華賞で2つ目のビッグタイトルを獲得すると、ジャパンCでも4着に健闘し、JRA賞最優秀3歳牝馬に選ばれている。25年は5戦して9着、6着、2着、7着、10着と安定感を欠いたが、唯一の2桁着順だった前走のマイルCSにしても、勝ったジャンタルマンタルからは0秒9差。そこまで大きく負けているわけではなく、見限るのは早計だろう。

 ただ、気になるデータもある。近年の中山記念では牝馬が勝ち切れていないのだ。これまでに16頭が勝利しているものの、直近は15年のヌーヴォレコルト。その後はディアドラやヴィブロス、ラッキーライラックといった名牝が勝利を逃している。チェルヴィニアは“逆風”を跳ね返し、復活の勝利を手にすることができるか。その走りに要注目となる。