侍ジャパンでアドバイザーを務めるパドレスのダルビッシュ有投手(39)とチーム最年長のロッキーズ・菅野智之投手(36)が、…

侍ジャパンでアドバイザーを務めるパドレスのダルビッシュ有投手(39)とチーム最年長のロッキーズ・菅野智之投手(36)が、WBC宮崎強化合宿で1時間以上にわたる意見交換を実施した。日本球界を代表する二人の投手が、初めて深く語り合う機会を得た。ダルビッシュは「ここに来て良かった」と満足感を示し、菅野も「本当に僕の財産になりました」と感謝を口にした。

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ブルペンで1時間以上 球界トップ同士の対話

23日の練習後、ブルペンでの投球を終えた菅野のもとにダルビッシュが近づき、二人だけの時間が始まった。同じチームでプレーしたことはないが、常にトップを走り続けてきた二人。互いを意識し合う存在だった。

「菅野君とは個人的に、1時間以上あそこ(ブルペン)で2人で話しましたけど、そういう機会はなかったですし、すごいお互いに腹を割って、いろんなことが話ができた」とダルビッシュ。長年思い描いていた対話がようやく実現した形だ。

ダルビッシュが語る菅野への敬意 困難な道のりを称賛

ダルビッシュの言葉からは、菅野への深いリスペクトがにじむ。「(菅野は)最初にファイターズから指名されて、1年浪人して、そこからすごくプレッシャーの高いジャイアンツに入って…。原監督との関係もありますし、期待も高い中であれだけの成績をずっと残してきて、エースとして君臨してたわけですから」

自らとは異なる険しい道のりを歩んできた菅野。「自分はそういうこと経験したことない。道のり、めぐってきたというところに自分はリスペクトを持っています」と語った。

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菅野「僕の財産」 メモを準備して臨んだ会談

一方の菅野も、この機会を心待ちにしていた。「僕は本当にダルビッシュさんは、小さい頃から憧れてましたし、メジャーの第一線であれだけ長く活躍している方なので、今回聞きたいことも全部携帯にメモして入ったので」と明かした。

技術面の話だけでなく、これからのビジョンについても語り合った。「改めて今後の野球人生のビジョンが明確になったというか、これからの道筋を良い方向に正してくれたような気がするので、僕の中ですごく言葉にできないくらい忘れられない時間でした」と菅野。憧れの存在から得た言葉は、大きな財産となった。

球界を代表する二人の投手が、互いへの敬意を確かめ合った宮崎の夜。この対話が、WBCでの日本の戦いにどう生きるのか。3月の本番が待ち遠しい。