ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)で8日に行われたアルペンスキー女子滑降の競技中に転倒し、ヘリコプターで搬送された…

ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)で8日に行われたアルペンスキー女子滑降の競技中に転倒し、ヘリコプターで搬送された米国のスーパースター、リンゼイ・ボン(41)がSNSを更新。5回目の手術を受けた後、退院したことを報告した。自身のインスタグラムに動画で登場し「(負傷から)2週間後、ようやく退院できました」と明かした。左足脛骨(けいこつ)の複雑骨折のために北イタリアのトレヴィーゾのある病院で4度手術を受け、帰国後、米国で6時間にわたる5度目の手術を受けていた。

ボンは「(担当医の)トム・ハケット医師は私の命を救ってくれました。足を切断せずに済ませてくれた。彼は筋膜切開術と呼ばれる手術をしてくれた」などと強調。さらに脛骨以外にも骨折があり、筋肉内に痛みを伴う圧力がかかり血流が制限されるコンパートメント症候群を発症したとも説明。「簡単にいうと脛骨の複雑骨折でした。ほとんどすべてがバラバラになっていましたから」と足切断の危機があったという。

整形外科専門医によると、競技復帰までには通常8~11カ月がかかる見通しとなっている。

また左足だけでなく、右足首も骨折していたと明かしたボンは「しばらくは車いす生活になります」と残念そうな表情。最後には「何もしないよりは全力で戦う方がいい。本当に打ちのめされたけど、私はロッキーみたいに何度でも立ち上がるよ」と意欲を示した。

10年バンクーバー五輪の金メダリストとなるボンは1月末に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの重傷を負ったものの、五輪公式練習で状態を確認して出場を決めた。しかし、レース序盤で旗門に接触してバランスを崩し、激しく転倒。ヘリコプターで救急搬送されていた。

またボンは競技とともにプライベートでも世間をにぎわし、13~15年には世界的な人気を誇る米男子ゴルフのタイガー・ウッズとも交際していたことで知られている。