ゴージャスで、独特なヘアスタイルが話題を生んだリウ(C)Getty Images 可憐で、はつらつとしたパフォーマンスは…

ゴージャスで、独特なヘアスタイルが話題を生んだリウ(C)Getty Images
可憐で、はつらつとしたパフォーマンスは大衆の関心を惹き、ここ日本でも小さくない話題をさらった。今冬に開催されたミラノ・コルティナ冬季五輪でフィギュアスケート女子シングルを制したアリサ・リウ(米国)だ。
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氷上で、のびのびとした圧巻のスケーティングを見せつけた弱冠二十歳の天才は、前回の北京五輪後に16歳ながら現役引退。約2年後に復帰し、そこから2年で世界の頂に立った。そうしたバックボーンに加え、「たとえ失敗をしても、むしろ、そこに何かが残って物語になる」というスタンスも大衆に受け、リウ人気は爆発的に伸びた。
もっとも、リウの人気を高める要因の一つとなったのが、独特なビジュアルだ。とりわけ金色と黒のコントラストで染め上げられたヘアスタイルは見栄え十分。SNSなどでトレンド入りするなど大きな関心を集めた。
ただ、彼女の周囲は、その見た目に反対していたという。米放送局『NBC Sports』によれば、トレードマークともなった縞模様を「木の年輪のように毎年、髪に新しい輪を作ろうと思った」と意気揚々と染め上げた本人をよそに、コーチたちは「審査員や偉い人たちが見た目を気にするかもしれない」と警告。しかし、リウは「『髪を元の色に戻せ』と言うならフィギュアを辞める」と食い下がった。
同局のインタビューに応じたリウは、こうも明かしている。
「もしも見た目が気に入らないからって理由だけで点数を下げたり、私に対して差別的な扱いをするなら、それは向こうの責任だと思った。私がヘアスタイルを変える時は、私自身がそうしたいからに決まってる。誰にも私の服装は決めさせないし、髪型だって決めさせない。誰も私を変えようなんてできない」
現役復帰を決めた際、才能に惚れ込んだチームスタッフに求めた“条件”も「指図はしない」だった。ティーンエージャーでありながら大人に対して、ここまで自己主張ができるのは驚きである。
根っからのファッショニスタを自負するリウ。「トレーニングウェアすらも前は選べなかった。すごいと思いません? でも今は選べる」とニッコリと話す。その何にも縛られない創造性こそが、彼女の人気を確立したのは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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