プロボクシングWBA世界スーパーライト級1位・平岡アンディ(29=大橋)が23日夜、帰国した。21日(日本時間22日)に…

プロボクシングWBA世界スーパーライト級1位・平岡アンディ(29=大橋)が23日夜、帰国した。21日(日本時間22日)に米ラスベガスで同級王者ゲーリー・ラッセル(29=米国)に挑戦したが、0-3の判定負け。25戦目でプロ初黒星を喫した。平岡は「そんなに採点ほどの差はなかったと思う。途中でも相手陣営も焦っている感じがあったのでシーソーゲームになっていると思っていた」と率直な心境を明かした。

トランプ米政権による入国制限措置の影響もあって、ビザ発給が遅延。19日に日本をたち、計量の前日に米国に入った。往路の移動便でもシアトルの乗り換えで航空機の遅延も発生。当初の予定よりも5時間ほど遅れてラスベガスに入ったという。同日夜にメディカルチェック、その後の深夜と計量当日朝にも最後の減量に取り組み、何とか前日計量をクリアしていた。

平岡は「行きのフライトが米国内の便が長くなってしまい、病院のメディカルも長くなった。僕も体を消耗していた。思ったより動けたが、やっぱり、万全ではやりたかったですね」としみじみと振り返った。

試合当日は体重は戻ったものの「何かスカスカな感じでした。もともとの(国内)調整がうまくいっていた。ただこうなってしまい…。100%ではなかったが『大丈夫』と自分を鼓舞していました」と強調。10回のローブローで減点1となり「あれはやってしまった。競っている感じだったから」と残念がった。

日本勢では92年の平仲明信以来、34年ぶりとなる同級の世界王座獲得を逃した。世界的にも選手層の厚い階級となる。自身の夢だったラスベガスの世界戦、そして満員のT-モバイル・アリーナで世界挑戦できたが、王座奪取だけが足りなかった。平岡は「(世界戦は)必ずしもベストでできるわけではないが、世界の壁はないと思っている。それを少しでも証明できたかな。もう1回やれるとしたら、10日前ぐらいにちゃんと行きたいですね。今はいろいろあったので1回休んで次を考えたい」と悔しそうだった。