3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた侍ジャパンの宮崎合宿が、24日でひと区切りを迎える。アドバ…
3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた侍ジャパンの宮崎合宿が、24日でひと区切りを迎える。アドバイザーとして参加したパドレスのダルビッシュ有投手(39)は、2月14日の合宿初日から投手陣を中心に技術面・戦術面の両面で献身的なサポートを続けてきた。
2月14日から11日間 技術と戦術両面でサポート
宮崎合宿は2月14日から24日までの11日間の日程で、ひなたサンマリンスタジアム宮崎を中心に実施された。昨年10月に右肘手術を受けたダルビッシュは、選手としての出場こそ叶わなかったものの、井端弘和監督の強い希望に応える形でアドバイザーに就任。合宿全日程に参加し、WBC2連覇に向けた準備を選手たちと共に進めてきた。
ダルビッシュの役割は多岐にわたった。ブルペンでは投手陣の後方でデータを確認しながら投球を見守り、練習後には選手たちと対話を重ねた。技術的なアドバイスだけでなく、今大会で採用されるピッチクロックやPitchCom(投球サイン伝達機器)といったMLB独自ルールへの対応についても、豊富な実戦経験をもとに助言を送り続けた。
投手陣を後押し 実戦でチャレンジ促す
投手陣は連日のようにダルビッシュのもとに足を運び、球種や投球フォームについて質問を重ねた。日本ハムの北山亘基投手、楽天の藤平尚真投手、巨人の大勢投手らが熱心に耳を傾け、それぞれの課題に対する具体的な助言を吸収している。
22日、23日にはソフトバンクとの壮行試合が行われ、侍ジャパンは初戦を13対3で制したものの、2戦目は0対4で敗れた。ダルビッシュは壮行試合について、思い切りの良いプレーを求める姿勢を示していた。練習終了後も球場内のトレーニング施設で自らのリハビリに黙々と取り組む姿が、選手たちにさらなる刺激を与えている。
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次は名古屋へ 27日から中日との壮行試合
宮崎での合宿を終えた侍ジャパンは、次の舞台を名古屋に移す。2月27日と28日にはバンテリンドーム ナゴヤで中日ドラゴンズとの壮行試合を実施。その後は3月2日に京セラドーム大阪でオリックス、3日に阪神と対戦し、3月5日からの東京ドームでの1次ラウンド開幕を迎える。
ダルビッシュが今後も引き続きチームに帯同するかは明らかになっていないが、宮崎で築いた投手陣との信頼関係は確実に大会本番への財産となる。レジェンド右腕の献身的なサポートが、侍ジャパンのWBC連覇への道を力強く後押ししている。