本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。 今週の重…

 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日にオーシャンS(GIII)、日曜日に中山記念(GII)とチューリップ賞(GII)が行われます。その中から中山競馬場で行われる中山記念を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の中山記念における前走初角での位置別成績(前走海外や出走取消を除く)を見ていきます。過去10年の中山記念では前走初角9番手以内の馬が9勝2着8回3着7回。10番手以下が2着1回3着1回のみとなっています。前走のテンから後方寄りに位置している馬は苦戦していることが分かります。

 過去10年の中山記念はすべて2回中山の開幕週に開催されています。前開催から間隔が空いていて馬場の傷みも少ないため、スタートからある程度の位置につけられる馬に分があるのでしょう。開幕週の馬場ということを考えると、前走の初角で後ろのポジションになっている馬は割り引いて考えてもいいかもしれません。

 ちなみに、過去10年の中山記念で前走初角10番手以下から馬券に絡んだ22年カラテの前走は1600mに出走。中山記念は1800mですので、距離延長で挑んできた馬でした。基本的に距離が延びるほどテンのラップは緩やかになります。22年のカラテに関しては、距離延長でテンのラップが緩やかになり、前走よりも楽に競馬ができたことが好走要因と言えそうです。

 前走の初角で後方にいた場合でも、そのレースが1800mよりも短い距離だった馬については、好走するケースがあるというのは覚えておいた方がいいかもしれません。

 それでは早速ですが、今週の中山記念でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆条件替わりでの一変に期待

チェルヴィニア

 24年の牝馬三冠戦線ではオークス(GI)、秋華賞(GI)を制し二冠を達成した本馬で実力は十分。しかし、秋華賞で勝利して以降は未勝利で馬券に絡んだのも一度だけと精彩を欠いています。ただ、この間の海外を除くレースでの馬体重を見ると、連対したしらさぎS(GIII)以外はすべて492キロ以上で出走。本馬が馬券圏内に好走した時はすべて馬体重が490キロ以下ですし、近走は余裕がある中での結果で参考外と捉えてもいいかもしれません。

 近2走も馬体重は500キロ、492キロと今までに好走歴がない数字で出走。また、レースも2走前の毎日王冠(GII)がスローの前残りで展開不向き。前走は1600mの一線級が相手だったマイルCS(GI)。ここ2戦は展開や相手関係なども厳しかった印象です。今回も馬体重はポイントになりそうですが、前走よりも楽なメンバーになっているのはプラス。前走から距離延長でいい位置が取れそうなのも好材料ですし、近2走とは違う走りが見られても不思議はなさそうです。

マイネルモーント

 昨年は中山金杯(GIII)、白富士S(L)で2着とオープンでも結果を残していた本馬。しかし、その後の6戦で掲示板に載ったのは僅か一度。今年も昨年と同じく中山金杯→白富士Sと使われていますが、どちらも8着に終わるなど苦戦が続いています。ただ、前走の白富士Sはチークを着けたことで中山金杯よりも行きっぷりは良くなっていました。着順は変わりありませんが、レース内容には進境が見られました。

 今回は久々の1800mになりますが、この距離はプラスになる印象です。1800mでは5戦2勝2着2回と好成績を残しています。唯一の着外は23年のラジオNIKKEI賞(GIII)。このレースはスタートで立ち遅れたことに加え、外枠だったことで道中は終始外々を回る苦しい形に。直線も内の馬に張られて追いづらそうにするシーンがありましたし参考外と言えます。力を出し切れた際には崩れていませんし、非根幹距離の1800mの方が適性はあるのかもしれません。また、ここ2走の追い切りではラスト1ハロンで11秒台をマークしていませんでしたが、今回は1週前追い切りで終い11秒台をマークと状態面も上向いている印象を受けます。前走で見せた先行力も中山開幕週で武器になりそうですし、この条件と状態の良さでガラリ一変があっても驚けません。

レーベンスティール

 本馬の特徴として、根幹距離と非根幹距離ではパフォーマンスに大きな差があることが挙げられます。根幹距離では【0-0-0-5】と3着以内に好走した実績がありませんが、非根幹距離では【6-2-1-1】と安定感抜群の成績を残しています。唯一の着外は25年のAJCC(GII)。鞍上のルメール騎手はレース後に「以前より体がムキムキになっていますし、普通のペースの2200mでは距離が長いかもしれない」と話していましたし、以前よりも距離の幅が狭くなっている可能性があります。

 25年の毎日王冠ではホウオウビスケッツやサトノシャイニングを相手に勝利していますし、今は1800mがベストの距離なのかもしれません。今回の中山記念は1800mで行われますので、条件としては申し分なし。この中間もしっかりと乗り込みが進められていますし、力を出し切れる状態にあるはず。実績のある距離で能力通りに走れば自ずと勝ち負けになっているのではないでしょうか。