茨城…

 茨城ロボッツは2月23日、タイラー・クックの退団を発表した。選手から申し出を受け、双方合意の上で契約を解除することなったという。すでに移籍先が決定しているため、Bリーグの自由交渉選手リストへ公示されず、移籍先クラブより発表される。

 現在28歳のクックは、206センチ113キロの体格を誇るビッグマン。クリーブランド・キャバリアーズ、デンバー・ナゲッツ、ブルックリン・ネッツ、デトロイト・ピストンズ、シカゴ・ブルズでNBA通算65試合に出場した実績を持つ。Gリーグ、オーストラリア、スペイン、トルコのチームでもプレーし、「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」開幕前に茨城へ加入。B1第23節終了時点で33試合に出場し、1試合平均12.9得点6.8リバウンド2.7アシストを記録していた。

 同選手は公式HPで「茨城ロボッツの組織とファンの皆さんに対し、自分を温かく迎え入れてくださったこと、感謝申し上げます。 今シーズン、皆さまにしていただいたサポートに感謝するとともに、ロボッツのさらなる躍進をお祈りしております」とコメント。また、落慶久ゼネラルマネージャーは退団の経緯について、次のように説明した。

「いつも茨城ロボッツへの熱いご声援、誠にありがとうございます。この度、タイラー・クック選手との契約を双方合意の上で解除することになりました。バイウィーク明けのシーズン終盤戦に向けて、クック選手の活躍を期待していただいていたファン・ブースターの皆さまにこのようなご報告をすること、大変残念でなりません」

「今回の経緯を簡単ではありますが、ご説明いたします。チームとしては2月のバイウィーク期間を活用し、練習を重ねていき、より連携を深め、シーズン終盤に迎える上位チームとの対戦の準備をしていく予定でした。クック選手はシーズン当初から、昨シーズンに課題である『個での打開力』の打ち手の一つとして、チームの勝利に貢献してくれていました。一方でクック選手はBリーグでのプレー1年目ということもあり、度重なる怪我や対戦チームの徹底した対策により、プレー面、メンタル面でもBリーグでプレーすることにアジャストできず苦しんでいた場面が多くあったと言えます。本来のアスレティック能力を活かしたダイナミックなプレーを安定的に発揮し続けていたとは言い切れず、本人も歯がゆさを感じながらシーズンを戦っていたと考えます。しかし、私自身としてはシーズンが進むにつれチームメイトとの連携も深まり、終盤戦にかけては、バイウィーク期間を活用し、さらに連携を深め、パフォーマンスを向上させ、対戦チームの脅威になってくれると考えており、チームとしても同様の想いでした。そのような考えがあった中、クック選手自身より『自らのキャリアを考え、このチームを離れ、あらたな可能性を模索したい』旨の申し出を2月14日の秋田戦後に受けました」

「チームとしては上記の方針と想定外の申し出であったため、全力で慰留を試みたものの、クック選手の今後のキャリアのこと、これまでのチームへの貢献等を考え、残念ではありますが、申し出を受理することにしました。繰り返しになりますが、クック選手のさらなる活躍を期待していたファン、ブースターの皆さまにこのようなご報告をしなければならないことを大変心苦しく思います。しかしながら、これまでのチームへの貢献、プロバスケットボール選手としてのクック選手の選択に敬意を示し、新天地での活躍を祈念いたします。バイウィーク明け、『水戸再起動』にあたり、残りのシーズンの21試合の中で上位チームとの対戦が続くスケジュールで一つでも多くの勝利をファン・ブースターの皆さま、あらゆるステークホルダーの皆さまにお届けできるよう、チームとしてはあらゆる可能性を模索し、研鑽を重ね、戦い抜いていくことをお約束いたします。引き続き応援の程、よろしくお願いいたします」

 なお、茨城は12勝27敗で東地区10位。3月7日にアダストリアみとアリーナで開催される再開初戦は名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。