◆第33回チューリップ賞・G2(3月1日、阪神競馬場・芝1600メートル=1~3着馬までに桜花賞への優先出走権) タイセ…
◆第33回チューリップ賞・G2(3月1日、阪神競馬場・芝1600メートル=1~3着馬までに桜花賞への優先出走権)
タイセイボーグ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎、父インディチャンプ)が重賞初制覇だ。新馬から20キロ増の486キロと馬体も成長して挑んだ前走の阪神JF3着を大きく評価したい。フルゲートで厳しい8枠17番からのスタート。二の脚をつけ、道中は終始外めの6番手で先団を追走した。2歳戦でも前半3ハロンの通過タイムが33秒7と速いペースだった。
直線でも前にいた各馬が内を選択するなか、外に進路を取った。内から追い込んできたギャラボーグ(2着)と、道中で後ろを追走していたスターアニス(1着)に挟まれる形でゴール前かわされたが、最後まで脚を伸ばす勝負根性を見せて、0秒3差の3着と粘り込んだ。
4~7着馬も差し追い込みに構えた馬だったことを考慮すれば、最も強い競馬をしていたのは先行したタイセイボーグだろう。好枠さえ引けていれば、タイトルを手にしていた可能性は十分にある。
中間も順調だ。1週前は西村淳也騎手を背に、栗東・CWコースでラヴァブル(4歳2勝クラス)の外を4馬身半追走し、しっかりと追われ6ハロン81秒0―11秒1で3馬身先着した。
キャリア5戦は重賞3戦を含めて、すべて馬券内と抜群の安定感も魅力だ。3戦目の新潟2歳Sではリアライズシリウス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ポエティックフレア)の2着。同馬は素質馬ぞろいだった2月15日の共同通信杯では2番手から押し切って勝利した。タイセイボーグも成長途上だったことを考えれば、明け3歳初戦が非常に楽しみ。前走と全く同じ阪神芝1600メートル、外回りのAコースの条件を勝ち切り、桜花賞の主役に名乗り出る。(松ケ下 純平)