J3のFC岐阜が、明治安田J2・J3百年構想リーグで開幕3連勝を飾った。2月22日に行われたEAST-B第3節で、岐阜は…

J3のFC岐阜が、明治安田J2・J3百年構想リーグで開幕3連勝を飾った。2月22日に行われたEAST-B第3節で、岐阜はホームの長良川競技場にいわきFC(J2)を迎え撃ち、0-0のまま突入したPK戦を5-4で制した。開幕から藤枝MYFC、ジュビロ磐田、いわきFCと3試合連続でJ2クラブに勝利。石丸清隆監督体制2年目のチームが、カテゴリーの壁を越える快進撃を見せている。

【画像】FC岐阜 開幕3連勝

スコアレスの死闘 PK戦5-4で決着

第3節の相手は、同じく開幕2連勝で勢いに乗るいわきFC。百年構想リーグでは90分で決着がつかない場合、延長戦なしのPK戦に突入するルールが採用されている。互いに堅い守備を見せ合った90分間はスコアレスドロー。勝負の行方はPK戦に委ねられた。

いわき先攻で始まったPK戦は、3人目の高橋が失敗。一方、岐阜は5人全員がきっちりと決め、5-4で勝利をもぎ取った。90分間での決着こそつかなかったものの、PK戦勝利で勝点2を加え、グループ上位を走り続ける。

開幕2戦は90分決着 藤枝・磐田を連破

第3節とは対照的に、開幕2戦はいずれも90分で勝負を決めている。2月8日の初戦では敵地で藤枝MYFCに2-0の完勝。前半42分、MF泉澤仁のクロスからMF荒木大吾がPKを獲得し、自ら蹴り込んで先制した。後半30分にはFW川本梨誉が豪快なミドルシュートを突き刺し、リードを広げる展開に。

第2節の舞台はホーム長良川。相手はJ1経験も豊富なジュビロ磐田だ。石丸監督が磐田の4-4-2に対する的確な対策を施すと、後半に荒木と川本がそれぞれゴールネットを揺らした。佐藤凌我に1点を返されたものの、2-1で逃げ切った。9,695人の観衆が詰めかけたスタジアムは歓喜に包まれた。

【浦和レッズ】オナイウ阿道が完全移籍加入 約6年ぶりの古巣復帰

昨季後半の躍進が生む自信

快進撃を支えるのは、2025シーズン後半に築いた勝者のメンタリティーだ。昨季途中に大島康明前監督の解任を受けて就任した石丸監督は、7連勝を記録し、チームを劇的に立て直した。その主力選手の多くがそのまま残留し、百年構想リーグの開幕を迎えている。

攻撃面では荒木と川本が開幕から得点を重ねている。守備面でもGKセランテスの安定感が光る。J2とJ3の垣根を越えた混成リーグだからこそ注目される下克上の構図。しかし岐阜の戦いぶりを見る限り、その勝利は偶然ではない。

EAST-Bグループは全18節の地域リーグラウンドが5月下旬まで続く。J2の強豪がひしめく組の中で、J3の岐阜がどこまで旋風を巻き起こせるか。石丸体制2年目の挑戦から目が離せない。