横浜(現DeNA)、ソフトバンク、ヤクルトで活躍した内川聖一さん(43)が代表経験で学んだことを明かした。23日に野球殿…

横浜(現DeNA)、ソフトバンク、ヤクルトで活躍した内川聖一さん(43)が代表経験で学んだことを明かした。

23日に野球殿堂博物館(東京ドーム21ゲート右)でスタートした企画展「WORLD BASEBALL CLASSIC 侍ジャパン、世界一への挑戦 2026」を訪問。日本が優勝したWBC3大会の優勝トロフィーや、中心選手の使用用具などを熱心に眺めた。

内川さんも09、13、17年と3大会に出場している。連覇を達成した09年の第2回大会で自らが着用したユニホームの前に立ち、口を開いた。通算2000安打も達成した内川さんだが、代表でのプレーはまた特別な意味があった。

「WBCに出た時、当たり前にできることができないんじゃないかと。そう思ったのは正直、初めてでした。例えばフライを捕る、キャッチボール、送球を捕るであったり」

通常のシーズンでは味わったことのない、初めての緊張を強いられた。だからこそ、こう学んだ。

「普段簡単にやっていること、当たり前にやっていることを、いかに大事にしないといけないか」

“日の丸の重み”と言われる。だが、野手の中でも若手として出場した09年の第2回大会。当時26歳の内川さんは「正直、それが何か分からない状況でスタートした」という。意識が変わったのは、東京での第1ラウンドが終わり、アメリカに舞台を移した第2ラウンドからだった。

「今まで日本で当たり前に国旗を見て、君が代を歌う。当たり前だったものが、アメリカ大陸に行って、ペトコパークの三塁線の上に並んで国旗を見て、君が代が流れた時に、日本代表で戦いに来ている、日本代表としてここで負けられないんだっていう思いを初めて感じたんですよね。その時に、日本代表としての重みとか、戦うことの意味ってこういうことなのかなっていうのを感じたんですよね」

代表の感覚は「選手それぞれ」と内川さん。「自分自身が感じた感覚を信じて、戦うことに集中して欲しい」と、3月の本番に臨む選手たちにエールを送った。

企画展は同博物館の企画展示室、イベントホールで5月6日まで開催。日本が優勝した06、09、23年の優勝トロフィー、各大会ウイニングボール、中心選手の使用用具などを見ることができる。詳細は同博物館ホームページまで。