【明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド第3節 2026年2月22日(日)14:03キックオフ 横浜FCv…
【明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド第3節 2026年2月22日(日)14:03キックオフ 横浜FCvs栃木シティ ニッパツ三ツ沢球技場】撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■両チームの現状は?
J1から降格した横浜FCとJ3から昇格した栃木シティとの一戦は、どちらも結果がほしい状況での激突となった。
横浜FCは須藤大輔新監督のもと、堅守でJ1残留をもぎ取ることを目指していたチームから攻撃で主導権を握るチームへの大幅な路線変更を敢行中。大卒ルーキーの細井響をキャプテンに大抜擢したことが象徴するように、チームが生まれ変わるシーズンという位置づけとなっている。時間のかかるそれは、昇降格の無い特殊な半年間の有意義な使い方であるが、前節の試合後には開幕2戦を終えて結果が出なかったことに対して一部のサポーターが不満を露わにしていた。
一方、3シーズン連続の昇格でJ2までやってきた栃木シティは、2026-27シーズンでの4シーズン連続昇格に向けて上のカテゴリの水準にフィットするためのシーズンだと言える。だが、開幕戦で仙台に4失点。エネルギッシュに勢いを作り出して勝つ、というこれまでの強みだけでは通用しないカテゴリであることを痛感させられたチームは、その敗戦が影響したか、2戦目では元来の持ち味さえも出し切れずに連敗した。チャレンジャーとしての迷いを振り切るために結果を手に入れたいところだった。
試合は横浜FCが個々の質で優位に立つスタートとなったものの、栃木シティが思い切りの良い前進を見せ、先制点を奪取する。プラスアルファが必要であっても今までの強みを出すことは必須、という2戦目の反省点をクリアするゴールとなったが、32分に駒沢直哉のゴールで同点に追いつかれると、そこから横浜FCに上位カテゴリの現実を見せつけられることになった。
■駒沢が圧巻のヘッド4発
横浜FCは同点となった余韻が残る中、駒沢が2ゴール目を奪い逆転に成功する。さらに駒沢は後半開始直後にもヘディングシュートを決めてハットトリックを達成すると、52分にも追加点を奪う。横浜FCの元々のストロングポイントであるサイドからのクロスが次々に栃木シティを襲い、新保海鈴が3アシストを記録。駒沢は4ゴール全てを頭で決めた。
栃木シティは山下敬大らを投入して前を目指すが、横浜FCのプレスをなかなか回避できずに攻撃を進められず。最後はジョアン・パウロのダメ押しゴールが決まり、5-1で試合終了となった。
横浜FCは須藤監督のサッカーが本領を発揮したわけではなかったものの、持っていた武器で栃木シティを大きく上回った。スコアが大勝だったことで、時間がかかることに改めて集中して取り組むことができるだろう。
一方の栃木シティは力負けでの大敗という厳しい現実を突きつけられた。明確なプレーモデルを共有することを重視する今矢直城監督のもと、迷いを消化してチャレンジャーとしてやれることをやり続けていくしかないだろう。
■試合結果
横浜FC 5-1 栃木シティ
■得点者
15分 西谷和希(栃木シティ)
32分 駒沢直哉(横浜FC)
34分 駒沢直哉(横浜FC)
47分 駒沢直哉(横浜FC)
52分 駒沢直哉(横浜FC)
90+3分 ジョアン・パウロ(横浜FC)