<セリエA:ACミラン0-1パルマ>◇22日(日本時間23日)◇第26節◇スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ…

<セリエA:ACミラン0-1パルマ>◇22日(日本時間23日)◇第26節◇スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)

【ミラノ=木下淳】2位ACミランが、開幕戦以来25試合ぶりとなる黒星を喫した。13位パルマを聖地に迎え撃ったが、後半35分に相手の右CKから決勝点を献上。シュート数25本-9本、チャンス創出数も22回-5回と圧倒し、ほぼ敵陣に押し込んでいたが、不覚を取った。

パルマの日本代表GK鈴木彩艶(23)はベンチ外。昨年11月8日の同じACミラン戦にフル出場した際、左手薬指と舟状骨の複雑骨折を負って長期離脱している。以降3カ月超が経過。当地の報道によると、GKのポジション練習には復帰しており、翌週末にも全体練習に合流する見通しという。

試合は、開始わずか7分でアクシデント。ACミランの元イングランド代表ルーベン・ロフタスチーク(30)が、GKとの競り合いから負傷退場に追い込まれた。口の周りから激しく出血し、首を固定されて担架で搬送。歯も数本が折れた状態だったという。

壮絶な負傷禍でプランが崩れた中で40歳のクロアチア代表MFルカ・ドリッチが懸命に調律し、米国代表FWクリスチャン・プリシッチ(27)も両軍最多3本のシュートを放ったが、得点が遠かった。

今季まだ4試合しかなかった、プリシッチと背番号10のポルトガル代表FWラファエル・レオン(26)のコンビも不発。後半17分、そのプリシッチに代えてドイツ代表FWニクラス・フュルクルク(33)を投入した。すると29分、R・レオンに攻勢を強めた中で決定機が舞い込んだが、右足ボレーはポストに阻まれた。

反対に35分、パルマの右CKからDFマリアーノ・トロイロ(22)に頭で押し込まれ、均衡を破られた。アルゼンチン代表に招集経験のある有望株を喜ばせてしまい、アディショナルタイム7分もむなしく「ゼロウノ(0-1)」負けを食らった。

昨年8月22日、このサンシーロでの第1節で現在16位のクレモネーゼに1-2で敗れてから24戦負けなしだった。以降は15勝9分けを誇ったが、実際は下位に勝ち切れない試合も多く、首位インテル・ミラノには暫定で勝ち点10差をつけられていた。

次々節の3月8日にインテルとのミラノダービーを迎える前に、差を詰められず。少しでも突き上げて重圧をかけたかったが、もくろみが打ち砕かれる手痛い完封負けに、約7万5000人を収容するホームは、ため息に包まれた。

パルマは、鈴木の負傷を受けて控えから正GKに昇格したエドアルド・コルヴィ(24)が、今季5度目の完封。20日に2029年6月末までの契約延長を勝ち取ったことが発表されたばかりの、下部組織出身の生え抜き新守護神が上位のミラン相手にゴールを守り抜いた。

地元紙は、この新契約の結果、鈴木が今夏に退団する可能性も伝えているが、その前に森保ジャパンの正GKとして早期の復帰を果たしたいところだ。FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開幕は6月に迫っている。