大谷は「55本しか打ってない。サイ・ヤング賞も獲ってない」 2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野…
大谷は「55本しか打ってない。サイ・ヤング賞も獲ってない」
2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務めた栗山英樹氏(日本ハムCBO)が22日(日本時間23日)、ドジャースのキャンプ施設で取材に応じた。大谷翔平投手への思いを語った。
栗山氏は19日、宮崎で行われている野球日本代表「侍ジャパン」の合宿を訪問。ナインを激励していたがすぐに渡米し、前日21日(同22日)はドジャースのオープン戦を観客席から視察した。大谷は「1番・指名打者」で出場し3打数1安打、先発した山本由伸投手は2回途中3安打2失点(自責1)だった。
この日は大谷がライブBPとフリー打撃に登場。栗山氏は教え子の投打のプレーを目に焼き付けた。「昨日は試合見て、今日練習を見させてもらって。一つの基準として、『楽しそうにしてるかどうか』っていうのはすごく大きな要素だと思って見ていました。非常に楽しそうに野球やれているんで、非常に順調なんだなっていうね。すごくホッとするというか、安心するというか。いい形だなっていうふうに思いました」と充実の表情を見せた。
大谷は前回大会に続いてWBCに出場する。2023年に世界一に導いた栗山氏は「日本にとってはこの大会すごく大事な大会なので。楽しみですし。プレーぶりも、雰囲気も、感覚も、春先にやるっていうのも意識しながら準備もできていそうなんで。これまで以上に期待してもらって大丈夫かなっていうふうに思います」と期待を込めた。
第5回大会では投打二刀流で日本を導いた大谷だが、今回は打者の専念が見込まれている。一方で直前に行われた囲み取材では、米記者から決勝で米国戦なら最後に登板するかと問われると、「最後にトラウト選手が出てくるなら、あるかもしれないですね」と発言した。栗山氏は「さすがですね!」と反応し、「絶対言うでしょ。そんなの言うに決まってますよ。はい。それはジャッジでも、はい。それはジャッジじゃなくても『最後のシーンは俺です。俺、行きます』って言うと思いますけど」と推察した。
「ちょっと色々ルール上あるんでしょう? 登録の二刀流とか今あるから。わかんないですけど。そういったものを、僕が見てたら、パッとベンチ見た瞬間に(大谷と)目が合って、何も言わずに(マウンドに)行くと思いますよ。どう止めても止まらない感じが想像できますけど」と、大谷なら絶対に登板すると確信していた。
また、栗山氏は大谷への高いハードルをいつも課している。3年連続4度目のMVPに輝く偉才はどう映っているのか。「55本しか打ってない。サイ・ヤング賞も獲ってない。20勝もしてない。以上」と独自の見解を示した。その上「確かに日本人の選手がアメリカでホームランを打つって、誰も思ってなかったと思いますけど。そこに基準があるんじゃなくて、『大谷翔平にとっての基準値』が僕は(別にあると)思ってて。で、それがじゃあ、最大限発揮されてるのか。それはまだまだだっていう。それを『すごいですね、大谷さん』って言うのは、ちょっと失礼かなっていうふうに、翔平に対してね、思ってるので」と話した。(Full-Count編集部)