「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026宮崎 侍ジャパン13-3ソフトバンク」(22日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)…

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026宮崎 侍ジャパン13-3ソフトバンク」(22日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026宮崎 日本-ソフトバンク」がひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われ、阪神の3選手が計11打点の大暴れで大勝した。4番に入った佐藤輝明内野手(26)は火付けの先制打を含む3安打5打点。3月開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での先発起用へ猛アピールした。ブルージェイズの岡本和真内野手(29)、ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)との争いが激化する予感だ。

 超満員の宮崎で名前がコールされる。「4番・サード、佐藤輝明」。侍ジャパンの対外試合初戦で任せられた、自身初の日本代表での4番。「いい当たりを何本か打てたので、そこは良かったかなと思います」。期待に応える、一発回答の3安打5打点。侍打線を堂々とけん引した。

 1点を先制された直後の初回無死満塁。絶好機で打席が回ると、スタンドから待ってましたと言わんばかりの拍手を浴びた。左腕・前田悠の内角球に詰まらされたが、二塁の前にポトリと落ちて適時内野安打。侍ジャパンの初打点を記録し、ここから波に乗った。

 二回2死一、二塁ではサイドスロー左腕の大江と対戦。2ボールから外角の速球を合わせるように流し打った。切れることなく左線への2点適時二塁打。3打席目は四球を選び、五回2死一、三塁では上茶谷からトドメの一打。外の直球を左中間方向へはじき返すと、グングン伸びて中堅の頭を越えた。

 好調時のバロメーターの一つでもある、逆方向への強い打球。「逆方向に打球が上がるのはいいかなと。状態は悪くないかなと思います」。21日の全体練習後には特打でフォームを確認。貪欲に高みを目指す男が、曇り空のサンマリンで日本を明るく照らした。

 こうなると、問題は起用法だ。現状、一、三塁はメジャー組の岡本と村上のスタメンが有力視されている。ただ、井端監督が正直な胸の内を明かした。「打ってくれれば打ってくれるほど悩みますね」。この言い方だと現時点で指揮官の中では代打、途中出場での起用がメインだろう。佐藤輝本人もわかっているのか、強い決意を口にした。

 「しっかりアピールできれば、そういう(スタメンの)チャンスも出てくると思う。どんなところで回ってきても仕事ができる準備をするだけ。自分のやることをしっかりとできるように準備はしておきたい」

 求められるのはNPB屈指の長打力。「自分の長所でもあると思う。今日はそこを出せて良かった」。逆方向にあれだけのパワーを見せられれば誰でも心を躍らされる。左打者不利の甲子園を本拠地に40本塁打を放ち、打点との二冠という実力はダテじゃない。昨季のMVPがいい意味で指揮官の頭を悩ませている。