<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇21日(日本時間22日)◇エキシビション◇ミラノ・アイス…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇21日(日本時間22日)◇エキシビション◇ミラノ・アイススケートアリーナ
個人と団体で銀メダルを獲得した坂本花織(25=シスメックス)が、競技者として五輪に別れを告げた。団体では2連覇した米国に1点差まで迫り、個人ではジャンプ1本分で金メダルに届かなかった。「うれしい銀メダルと悔しい銀メダル。両方を取ることができて、今後の自分の糧になる」と2つのメダルの意味に思いを巡らせた。
今季限りで現役を退き、来季からは指導者に転身する。個人の後は悔しさで涙が止まらなかったが、中野園子コーチ(73)からは「金メダリストを育てられるように頑張ろう」と声をかけられた。「ここまで来たからには先生たちと一緒に一番良い景色が見たかった。それでも振るわなくて、悔しさもあって。でも先生に声をかけてくださって、確かにそうだなと思って切り替えました」と結果を受け止めつつある。
中野コーチは厳しくも、愛情たっぷりの指導で導いてくれた。24年秋には3週間ほど距離を置いた時期もあったが「お世辞なく、素直に言ってくれる人ってあんまりいない。大切な存在」とともに歩み続けた。
坂本は「令和版中野先生がいいなと思って。愛もあって、厳しくできるコーチになれたらいいなと思っています」と指導者像を思い描いた。
◆坂本花織(さかもと・かおり)2000年(平12)4月9日、神戸市生まれ。17年世界ジュニア選手権3位でシニア転向。1季目から18年平昌五輪代表2枠入りして6位。22年北京五輪で団体銀、個人銅メダル。世界選手権は22年から3連覇。全日本選手権は5連覇中で、18年を含めて優勝6度。今季のSPは「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、フリーは「愛の讃歌」。エキシビションは小松原美里さん振り付けの「A Million Dreams」。ミラノ五輪の日本選手団旗手代行。159センチ。