<オープン戦:ヤクルト1-12阪神>◇22日◇沖縄・浦添沖縄でも猛虎軍団が大爆発した。阪神がヤクルト戦(浦添)に大勝し、…

<オープン戦:ヤクルト1-12阪神>◇22日◇沖縄・浦添

沖縄でも猛虎軍団が大爆発した。阪神がヤクルト戦(浦添)に大勝し、今季の対外試合4試合目で初勝利を飾った。

侍ジャパンの佐藤輝明内野手(26)、森下翔太外野手(25)、坂本誠志郎捕手(32)を欠いた打線が、オープン戦ではともに8年ぶりとなる20安打&12得点。日の丸トリオに負けじと、飛車角抜きのタテジマが暴れまくった。一方で宮崎での侍ジャパン壮行試合ソフトバンク戦では、佐藤、森下、坂本の3人で11打点。阪神勢は2試合合計で26安打&20打点をたたき出す“虎祭り”となった。

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虎党には“たまらん”1日になった。宮崎では侍ジャパンの壮行試合がスタート。昨季のパ王者ソフトバンク相手に阪神佐藤、森下、坂本の3人が合わせて6安打、11打点、2本塁打で大勝発進に貢献した。その分、宮崎から南西へ約900キロ弱離れた沖縄・浦添のヤクルト戦は、飛車角抜きの戦いを強いられたが猛虎打線が大爆発。オープン戦ではともに8年ぶりの20安打12得点で大勝を決めた。

点火したのは左翼の定位置を狙う前川右京外野手(22)だ。「久しぶりに振り切れた打球が打てました」。0-0の2回1死、先発奥川から右翼越えに先制&決勝ソロ。昨年のオープン戦でもチーム1号を放った男が、2年連続初本塁打をかっさらった。「いいアプローチはできている」とその後も中前適時打、右前打で3安打2打点。「試合前に(和田)ヘッドから修正というか、アドバイスをもらって。それが出たのかなと思います」。タイミングの取り方や体が前方に傾く悪癖などを修正。開幕スタメンを猛アピールした。

複数安打は前川を含めて5人、ヤクルトの4失策も絡んで圧倒した。同一リーグに所属するツバメにオープン戦ながら“先制パンチ”。藤川阪神は今季の対外試合4試合目で初勝利だ。小幡も3安打を放つなど、日の丸トリオの不在の間に、出場機会が増えた若虎たちが懸命に猛アピール。それでも藤川球児監督(45)は「黙って積む、と。それだけですね」と表情を変えなかった。前川を含め「選手はとにかく黙って自分の技術の向上に取り組んでいく。それに尽きるんじゃないですかね」と冷静。連覇を目指す王者に隙はない。

23日の日本ハム戦(名護)は沖縄での最後の実戦。帰阪すれば3月2日にWBC韓国代表、同3日に井端ジャパンとの強化試合(ともに京セラドーム大阪)も控える。指揮官は「順調に回復して関西に戻る。そういうところに努めてもらえたら。もう1つゲームがありますからしっかり両脇を締めて、あごを引いて、また鍛錬を積む」。しっかり手綱を締めた。【只松憲】