<オープン戦:中日0-3巨人>◇22日◇北谷伝説リレーが日本一へののろしとなる。巨人則本昂大投手(35)田中将大投手(3…

<オープン戦:中日0-3巨人>◇22日◇北谷

伝説リレーが日本一へののろしとなる。巨人則本昂大投手(35)田中将大投手(37)が22日、中日とのオープン戦(アグレ北谷)にそろって今季実戦初登板。

ともに2回無安打無失点に封じた。2人が同じ試合で投げるのは、楽天時代の13年、巨人との日本シリーズ第7戦(Kスタ宮城)が球史に残る。日本一を達成してから13年。沖縄での共闘から、巨人14年ぶりの頂点へ歩み出す。

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「則本に代わりまして、田中」。場内のアナウンスに、スタンドからは大きな拍手があがった。13年の日本シリーズ第7戦。楽天は、2番手則本から田中将への継投で悲願の日本一を成し遂げた。あれから13年。則本は「たくさんの感情がある。一緒になってチームを引っ張って行けたら」。田中将は「特別なチームメートの1人。一緒に頑張っていきたい」。かつて合同自主トレもともにした師弟関係の2人が、今度は巨人のユニホームに袖を通し、沖縄・北谷で“日本一リレー”が実現した。

先発の則本は、中日先頭の岡林を1球で遊飛に打ち取ると、田中、上林と連続で空振り三振。2回も中軸を3人で片付けた。ストライク先行の投球が光り、打者6人に対し2ボールになったのは1度だけ。「課題をつぶしてマウンドにあがれた。無事終えられて良かった」。16日のライブBPでは、打者9人に4四球。制球に不安を残していたが、さすがの修正能力を見せ、師匠につないだ。

後を受けた田中将は「緊張しないマウンドなんかない」といつも通りの心情で臨んだ。打者6人に対し完全投球を披露。則本からの継投にも「別に何もないです」と冷静に振り返ったベテラン。弟子からのバトンに投球で応えた。

2人の投球に石川、ドラフト1位竹丸、同2位田和の3投手が続き、3安打完封リレーで締めた。阿部監督は「(則本は)さすがのピッチング。(田中将は)去年の今頃とは見違えるように違う。素晴らしかった」と高評価。チームは、1軍キャンプに先発候補が14人同行中。実戦が本格化し、開幕ローテーション争いが熱を帯びてきた。「(互いの好投は)チームにとっていい」と田中将。勝利の味を知る2人が、日本一へ腕を振る。【北村健龍】

◆田中将、則本の同一試合登板 楽天時代の13年日本シリーズ第7戦、24年オープン戦2試合の合計3試合あり、今回で4度目。レギュラーシーズンでは過去に例がない。

▽巨人知念(育成5位入団の25歳は郷里でオープン戦初安打、初適時打)「まだまだアピール頑張ります」