【ミラノ22日=木下淳、藤塚大輔】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の閉幕に際し、日本オリンピック委員会(…

【ミラノ22日=木下淳、藤塚大輔】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の閉幕に際し、日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長(61)が市内のメインプレスセンターで会見し、躍進の出身母体スケートを祝福した。

日本勢が出場する最終種目の距離を残すものの、ここまで歴代最多24個のメダル獲得(金5銀7銅12)。その中で、フィギュアはペアりくりゅう三浦璃来、木原龍一組の金メダルを含む歴代最多の計6個、スピードは本命の女子1500メートルこそ6位だったものの、銅メダル3個で個人最多を自己更新する通算10個の高木美帆について、思いを寄せた。

「フィギュアは本当に素晴らしかった。全部で5種目なのに6個…当然ですけれども、メダル2つを取る種目がなければいけない(男女が2個ずつ)。りくりゅうの大活躍もあり、坂本選手も若いアスリートたちを引っ張ってくれた。チームジャパンの一体感が複数メダルを獲得する大きな力になる、と私は見ていて、選手たちの日頃からの振る舞い、一体感、みんなで目標達成という気持ちが、今回は特に、団体の金メダルにもつながったんだろうな」

祝うだけにとどまらず、次にも目を向けた。

「今回の選手たちの活躍によって、またフィギュアを始めたいという小さな子供たちが増えてくるんだろう、という期待も持てますので。そうなってくると、今度はフィギュアスケートに親しむことができる環境整備、ということが非常に今度は課題になってきますので、そちらの方も急いで対応に入りたいな、感じているところでありました」

そして、スピードの後輩でもある高木に触れた。

「昨日、記者会見(チームジャパンハウスのメダリスト会見)の後、メダルを見せてもらったんです。ちょっと、感極まって泣いてしまいまして。私自身、この競技をやってきた1人として、本当に高木選手には敬意と感謝という言葉だけでは尽くすことのできない思いを、まず抱いているところです」

さらに称賛、ねぎらいは続き「今後どのようにしていくのか、もありますけれども、彼女が切り開いてきた…15歳での初出場(10年バンクーバー大会)から、あらゆる困難を乗り越えて(高木が立ち上げた)『TeamGOLD』で達成したこと、そして最後、狙った1500メートルでは金メダルを達成できなかったけれども、やるべきことをしっかりとやった彼女の姿勢に…彼女がいなければ、今のスピードスケート界というものは、ここまで成り立ってこなかったんだろうなと思いますので、どうやって、これから彼女の素晴らしい成果を、どう継承していくか。スケート連盟とJOCがどのように連携して強化体制を整えていくのか。これからになりますけれども、彼女が築かれたものが、もっと素晴らしいものになっていくように頑張っていく。そのことが美帆さんへの感謝になれば」と思いは尽きなかった。