<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇エキシビション◇21日(日本時間22日)◇ミラノ・アイス…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇エキシビション◇21日(日本時間22日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ
【ミラノ=藤塚大輔】中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が最後まで五輪を楽しみ尽くした。エキシビションでは真っ赤な衣装で登場し、3本の3回転ジャンプを着氷。氷上でうつぶせになりながら足をバタバタさせる振り付けでは、会場から大歓声が起こった。
日本フィギュア最年少でメダルをつかんだ17歳は「100点満点。楽しくない日なんてないぐらい、毎日みんなと過ごせて幸せだった。本当に楽しかった」と声をはずませた。
話題となっているのがフリー直後に見せたポーズ。右の人さし指を唇にあてて首をかしげるしぐさが、SNSなどで注目されている。当人は「(演技内容が)ダメだったかもと思ってやった。正直、ちょっと恥ずかしい」と照れ笑い。フィギュア界にとどまらない反響に「すごいところに来たと実感した。話題になったのは良かった」と笑顔でうなずいた。
ショートプログラム(SP)、フリーで1本ずつ成功させたトリプルアクセル(3回転半)に加え、来季以降は大技4回転ジャンプ習得にも意欲を示す。今季は故障対策で避けてきたが、以前はトーループとループの2種類を練習。本格挑戦は中庭健介コーチと相談するとしながらも「いずれは挑戦したい。練習は再開していこうと思う」と前向きな姿勢を示した。
来月24日からは世界選手権(プラハ)にも初出場する。五輪メダリストとして臨む大舞台となるが「自分がどこまでいけるか楽しみ。これからも笑顔を絶やさず、スケートの楽しさを忘れずに試合に挑めたら」と気負いはない。一躍時の人となったニューヒロインは、これからも明るさを失わない。
◆中井亜美(なかい・あみ)2008年(平20)4月27日生まれ。新潟県新潟市出身。5歳で競技開始。21年にMFアカデミーに移籍。22年全日本選手権4位。23年世界ジュニア選手権銅メダル。24年に通信制の勇志国際高に進学。同年ジュニアGPファイナル3位。シニア1季目の25-26年シーズンは、GPフランス大会で日本女子3人目の初出場優勝。GPファイナルは日本勢最高の2位。憧れの選手は浅田真央さん。趣味はK-POP。身長150センチ。