3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた日本代表「侍ジャパン(J)」とソフトバンクの壮行試合が22日…
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた日本代表「侍ジャパン(J)」とソフトバンクの壮行試合が22日にあり、日本代表が先発全員安打の13―3で大勝した。七回裏無死で降雨コールド。ピッチクロックなどへの実戦的な対応を、各選手が試した。また、海外組のロッキーズ・菅野智之、エンゼルス・菊池雄星の両投手が、日本代表に合流した。23日もソフトバンクとの壮行試合が組まれている。
普段とルールの違う本番に向け、「違和感」をなくす作業が始まった。
この日の焦点は、投手が15秒以内(走者がいれば18秒以内)に投球動作に入る必要のあるピッチクロックへの対応。曽谷、伊藤、宮城らからは工夫と苦慮がうかがえた。
曽谷は残り1~2秒になってから投げる場面が目立った。残り2秒となり、慌てて打者にぶつける場面も。ただ、持ち時間をしっかり使う姿勢は見えた。伊藤は、最初は「時間を気にしすぎた」が、次第にリズムをつかんだ。宮城は「(投げるタイミングが)早すぎて(捕手から)打者を見るよう注意された」。少しの余裕が次回の課題だ。
「15秒もあると考えるのか、15秒しかないと考えるのか」と吉見投手コーチ。まずは、リリースから逆算した動きの再現性を高める必要がある。
一方、打席では近藤がお手本を見せた。投手が間を置かずに投げようとした瞬間、打席を外した。時間を気にしすぎて投げる投手の拙速も怖いが、投球ペースに引きずり込まれて不用意に振るのも愚。打者にも、想像力が求められそうだ。(山田佳毅)