<オープン戦:日本ハム1-7広島>◇22日◇名護ぎこちなかった。ドギマギした。広島辰見鴻之介内野手(25)が自らも驚く、…
<オープン戦:日本ハム1-7広島>◇22日◇名護
ぎこちなかった。ドギマギした。広島辰見鴻之介内野手(25)が自らも驚く、プロ1号を放った。
8回、2死二塁。カウントは1-0。日本ハム杉浦稔大投手(33)が投げた145キロの内角球をクルッとさばいた。打球はエナジックスタジアム名護の左翼芝生席へ。海岸沿いで強い逆風が吹く中、鮮やかにたたき込んだ。
「初めて本塁打を打ててうれしかったです。フォークだと思います。まさか入るとは…。ビックリした。あんなにゆっくり走ることはないので、ちょっと、ぎこちなかった感じはしました(笑い)」
昨年の現役ドラフトで加入した。現在の体重は65から66キロでチーム最軽量。売りは50メートル走で6秒を切る俊足だ。だからこそ、戸惑いを隠せない。ダイヤモンドを回る経験なんて大学2年の秋以来。「いやあ、違和感しかなかった」。余韻に浸る余裕なんてなかった。
この日は守備でも魅せた。左翼で出場。2回、上川畑大悟内野手(29)の打球をダイビングキャッチした。新井貴浩監督(49)は「実戦で映える選手。ビックリしたよ。パンチがないと、あのアゲンストの中で本塁打にならない。守備も複数ポジションをそつなく守れる。ありがたい存在です」と絶賛。もはや「足のスペシャリスト」にとどまらない。「映える」新戦力の“進化”が止まらない。【林英樹】