17日間にわたってイタリア北部の四つの会場群で開催されてきたミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)の閉会式が、22…

 17日間にわたってイタリア北部の四つの会場群で開催されてきたミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)の閉会式が、22日午後8時30分(日本時間23日午前4時30分)から行われる。

 開催地はミラノから東へ約140キロのベローナ。「ロミオとジュリエット」の舞台でもある街だ。

 会場には、世界遺産のベローナ市街にある古代ローマ時代の円形闘技場が選ばれた。約1万2千人の来場を見込んでいる。

 閉会式のコンセプトは「躍動する美」。大会組織委員会によると、文化やスポーツ、音楽に人間らしさを加えた演出になるという。

 閉会式の目玉の一つが、選手たちの入場だ。

 開会式とは違い、各国・地域の旗手が次々と行進した後、残りの選手が一斉に入ってくる。団結と友情の象徴として、1956年のメルボルン大会から採用され続けている。

 組織委は各選手団の旗手を発表した。

 日本は2人で、開会式でも務めたスピードスケートの森重(もりしげ)航(オカモトグループ)と、フィギュアスケートの団体と女子で二つの銀メダルに輝いた坂本花織(シスメックス)が務める予定だ。

 選手全員がすでに帰国してしまった選手団については、ボランティアが代行する。

 また、開会式への参加が認められなかった「個人の中立選手(AIN)」として出場したロシア出身の20選手にも、閉会式については参加資格が与えられている。

 国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報責任者は、閉会式は「個人の式典」と理由を語った。

 閉会式では、五輪旗の引き継ぎも行われる。

 開催国のイタリアから、次の冬季五輪開催地であるフランス(2030年フランス・アルプス地域五輪)に渡る。

 フランスには、30年大会について世界に発信する時間が用意されている。30年大会の組織委は詳細は伏せたつつも、「素晴らしい企画を用意している。期待してほしい」と自信をのぞかせた。

 最後の見せ場になりそうなのが、聖火だ。

 今大会は、五輪史上初めて複数の都市の名前を大会名に冠した。聖火台も初めて、ミラノ、コルティナダンペッツォの2カ所に設けられた。

 閉会式では、両市内の聖火が同時に消され、大会は閉幕する。(遠田寛生)