うつ病の公表とW杯富山大会欠場を発表した柳本理乃(C)Getty Images ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルス…

うつ病の公表とW杯富山大会欠場を発表した柳本理乃(C)Getty Images
ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー女子モーグル日本代表の柳本理乃が2月22日、自身のインスタグラムを更新。近年、うつ病と闘いながら競技を続けていたことを公表した。また、五輪の公式練習中の転倒により、帰国後に「腰椎横突起骨折」と診断されたことを受け、28日開幕のW杯富山大会を欠場することも発表した。
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柳本は「いつも応援してくださっている皆さまへ」と切り出し「ワールドカップ富山なんと大会を欠場することを決断いたしました。楽しみにしてくださった皆さま本当に申し訳ないです」と報告と謝罪を伝えた。
初の五輪は、モーグル13位、デュアルモーグル1回戦敗退だった柳本。紆余曲折を経て、25歳でたどり着いた大舞台だった。
「今シーズンのワールドカップ直前に鎖骨と第一肋骨を骨折してオリンピックに出ることはできないんじゃないかと目の前が真っ暗になりました。それでも周りの方々が私のために全力を尽くしてくださったおかげで、1ヶ月という自分でも信じられないほどの早さでワールドカップに戻ることができて、さらにはオリンピックの舞台に立つという人生で1番の夢を叶えることができて、奇跡の連続の日々でした。オリンピックで見た素晴らしい景色は一生の宝物です」
その五輪では、公式練習中に転倒。痛みを抱えながら本番に臨み、帰国後の検査で「腰椎横突起骨折」と診断された。「アドレナリンも痛み止めも効かなくて、痛くて力が入らなくて、正直滑れるような状態ではなかったと思います。そんなボロボロの状態でもオリンピックの舞台で最後まで滑り切れたのは、間違いなく皆さまの応援のおかげでした」と振り返った。
さらには、衝撃的な告白も記した。「また、ここ数年うつ病と闘いながら競技と向き合ってきましたが、心と身体のバランスを保ちながらトップレベルの世界で競技を続けるということが困難な状況になってしまいました。本当は滑り続けたいです。だけど、滑り続けることが今の自分にとってどれほど難しいことなのか。それを突きつけられる毎日で悔しいです。そして何よりもこんな決断を自分でしなければならないことが1番悔しいです」と思いを打ち明けた。
自国開催のW杯欠場は、苦渋の決断だった。「ワールドカップ富山なんと大会の会場であるたいらスキー場は私が高校生の頃からずっと練習させてもらっている大切な場所で、たいらスキー場の存在があるからこそ今の私があると言っても過言ではくらいとてもお世話になっていて、ワールドカップの開催が決まった時から楽しみにしていたし、お世話になったたいらスキー場に恩返しがしたかったし、『観に行きます!』といったメッセージもたくさんいただいていて、本当に本当に出たくて出たくて、何度も何度も葛藤したんですけど、身体と心のことを第一に考えた結果、今回はこういった決断となってしまいました」とつづった。
今後は未定とした。「でも、オリンピックが終わってから、自分にはやり残したことが山ほどあって、ここで自分は終われない終わらせたくない、自分はまだやれる、という気持ちが出てきて、その気持ちに素直になろうと思いました。だから次は元気な姿でめちゃめちゃかっこいいモーグルを皆さまにお見せできるように、一旦治療に専念したいと思います。私は負けません。怪我にもうつ病にも打ち勝って必ず強くなって戻ってきます。それまで待っていてほしいです」とファンに訴えた。
「楽しみにしてくださった皆さま本当にごめんなさい。大会当日は私も観に行くので、皆さまと一緒に応援ができたら嬉しいです」と呼びかけた25歳は、「素直すぎる自分の気持ちですみません。最後まで読んでくださりありがとうございました。理乃」と結んだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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