◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 3日目(21日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7383yd(パー71)首位タイス…

6打差独走で最終日に入るジェイコブ・ブリッジマン(Orlando Ramirez/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 3日目(21日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7383yd(パー71)

首位タイスタートから快調にスコアを伸ばしていたジェイコブ・ブリッジマンが、後半11番(パー5)でミラクルショットを繰り出した。残り265ydから7Wを握った2打目。右奥ピンをオーバーすることを警戒し、少し力感を抑えた高めのフェードで手前を狙ったという。突風で思ったより距離が出たショットはピン下から転がり、カップ横20cmに。あと少しでアルバトロスだった。悠々とイーグルを決め、「完璧な一打」と胸を張った。

初優勝を狙う27歳は「安全策は取らない。根っからのアグレッシブで、状況が許す限り攻める」という攻撃的なスタイルが持ち味でもある。ソフトなグリーンコンディションを味方にピンを狙い続け、2日目から「64」を並べた。

最終18番は2m弱のバーディパットがなめるようにカップ左を抜けたが、西海岸での試合がほとんどない下部コーンフェリーツアーから昇格3年目。まだまだ付き合いが浅いポアナ芝の攻略法を学び始めたばかり。「以前は好きになれず、どうすればいいかも分からなかった。そのイライラがストロークやプレーにも影響していたと思う。いまは“ボールが跳ねることもある”と受け入れられるようになってきた」とうなずく。

昨季まではトリーパインズGCの「ファーマーズインシュランスオープン」くらいしか経験がなく、初めてペブルビーチとリビエラのシグニチャーイベント(昇格大会)を戦っている。ペブルビーチでも優勝争いに加わって8位フィニッシュ。最終戦「ツアー選手権」のエリートフィールドに名を連ねた前年から着実に結果を出しつつある。

通算19アンダーまで伸ばし、後続に6打差をつけた。54ホール終了時点のリードでは1966年のアーノルド・パーマーに次ぐ大会史上2番目の大差をつけ、初優勝を目指す。2サムの最終日最終組はロリー・マキロイ(北アイルランド)とのペアリング。スーパースターとのプレーは昨年8月「BMW選手権」最終日に経験している。「(以前と)唯一違うのは、彼があす良いプレーをするだろうと分かっていること。実際に同組でプレーしてみると、彼はとても親切で温かった。初めてだったら少し不安だったかもしれないけど、いまは全く心配していないよ」

24年スタートの昇格大会でツアー初Vは前例がない。リビエラ初挑戦での優勝も1975年のパット・フィッツシモンズのみと記録的なタイトルがかかる。「何も変えるつもりはない。攻撃的なプレーが少々のトラブルを招こうと構わない。(ほかの)いいプレーで帳尻が合うかもしれない。キャリアの中で優勝を狙えるチャンスは多くないけど、あすこそつかみ取りたい」とチャレンジャーらしく意気込んだ。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/亀山泰宏)