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 リーグデビューからクリーブランド・キャバリアーズで7シーズンを過ごし、2月頭の大型トレードでロサンゼルス・クリッパーズへの移籍が決まったダリアス・ガーランド。両足のつま先を負傷していることで新天地での出場はお預けとなっているが、上昇気流に乗るクリッパーズにとって、彼の戦線復帰は大きなポジティブな要素の一つだろう。

 2月21日(現地時間20日)には、現地メディア『Andscape』のマーク・J・スピアーズ記者がガーランドのインタビュー記事を投稿。自身がクリッパーズでプレーすることについて「最初は懐疑的だった」と語っていたガーランドの心境の変化を、新たなチームメートとなったカワイ・レナードとのやり取りなどを通して綴っている。


「ここでの生活にはとてもわくわくしている。夏に何度か訪れているから、土地のことはもう分かっているよ。だから、多くの人々を見かけるのも慣れたものさ。ロサンゼルスで、そしてクリッパーズでプレーできることは特別なことさ」

 クリッパーズにはレナードという“顔”がおり、殿堂入りも確実視されるフォワードとの共闘に「彼とプレーして、ほぼ99パーセントの確率でボールを手にできるこの機会を断るわけにはいかなかった」と、ガーランドは語る。これまでも、ガーランドはニューバランスを通じてレナードとの交流があったようだが、同僚となった今はさらに関係構築に努めているという。

「カワイとは多少の接点はあったけど、大きなものではなかった。カワイは超無口ってことで有名だろ? でも、話しかければ喋るタイプだ。だから、彼との会話を少しずつ増やしている。飛行機では彼の隣に座るようにして、試合中に彼がベンチへ戻ってきたときも同様。(カワイは)とても社交的なんだよ、実はね。とても面白いやつさ」

 今回のトレードについて、ガーランドは「いずれにせよ、(2月の)トレード期限か今夏に移籍は決まっていた」と回顧。「足の指がトレードの一要因であることは事実で、キャブスは僕の健康状態を懸念していたけど、問題ない。彼ら(キャブス)は今すぐの優勝を望んでいる。そしておそらく、僕はその計画からは外れてしまったのだろうね」と、その思惑を推測している。

 それでも、両者の間にわだかまりはない。ガーランドは「クリーブランドという組織に敬意を表する。彼らは僕に多くのものを注ぎ込み、投資をし、そして大きなリスクを背負ってくれた」とコメント。「クリッパーズのロッカールームに入ると、みんなすごく興奮していて、チームの一員となれた。それはポジティブなことで、良い変化だったと思う」と、すでに新天地での居場所も見つけられている。

 ガーランドの父も1989-90シーズンの途中から約2年間、クリッパーズでプレーしていたことから、ガーランド一家にとってこの場所はさらになじみ深いものになっていくだろう。「インテュイット・ドームでプレーするのが待ちきれない」と、ガーランドは復帰に想いを募らせる。

「ロスを歩いているだけでも、クリッパーズのグッズをたくさん見かける。ファンからも『おめでとう』『早くコートに戻ってほしい』って声をかけてもらえたり、一緒に写真を撮ったりするなんて、正直思ってもいなかったよ。こんな大都市で、小さな交流を持てるの本当に素晴らしいことさ」

 具体的な復帰時期は依然として不透明だが、ガーランドは一歩ずつコートへの歩みを進めている。“第2章”であるクリッパーズで、彼はどのようなレガシーを築いていくだろうか。

【動画】新天地クリッパーズでの活躍が期待されるガーランド